2023.03.01
嘉戸一将教授の著書『法の近代――権力と暴力をわかつもの』が刊行【文学部・文学研究科】
本学文学部の嘉戸一将教授が『法の近代――権力と暴力をわかつもの』を岩波書店から出版しました。
同書は、以下の五章から成り、その全体を通じて、いつの時代においてもどんな社会においても人間が問い直すよう迫られつづけている問題のひとつ「権力と暴力の峻別は可能か」(本書15頁)を検討します。
序章 法と近代――問われるべきことは何か?
第一章 何が法をなすのか?――正統性と歴史
第二章 「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」――近代法と日本
第三章 茶番としての危機――法と主権、そして議会制
終章 〈無〉の主権論へ――イデオロギーの消尽の後に
法思想史や、法と国家の正統性に関心のある方は、ぜひ手にお取りください。
本書の内容や詳細な目次、著者略歴につきましては、以下の[Ⅰ]の出版社ホームページを、
また本書と特に深く関わりのある嘉戸教授の前著『主権論史――ローマ法再発見から近代日本へ』につきましては、以下の[Ⅱ]の出版社ホームページを、それぞれご覧ください。