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2023.03.13

龍谷大学×NPO法人日本料理アカデミーシンポジウム「今、もっとも贅沢な京料理」を開催しました。


2023年2月11日に本学の食と農の総合研究所付属研究センターである「食の嗜好研センター」が主催した「今、もっとも贅沢な京料理」と題したシンポジウムを開催しました。
食の嗜好研究センターでは、本学研究者が様々な学外組織からの客員研究員と協力して、「おいしくなくっちゃ!」をコンセプトに食の嗜好性(おいしさ)に関する研究活動をおこなっています。

今回は、コロナ禍を経て3年ぶりの開催となりました。
※過去のシンポジウムについてはこちら

テーマを「今、もっとも贅沢な京料理」として、料理人9名がプレゼンテーションを行い、研究者3名の座長と料理人の対話を通して、贅沢な京料理とは何かを探っていきました。
参加者は紹介されている試食に舌鼓を打ちながら、熱心にプレゼンテーションに聞き入っていました。

 プレゼンテーション1 座長:川崎 寛也(味の素株式会社)
「小川からすみ」 村田 吉弘(菊乃井)
「擬製豆腐」 才木 充 (直心房 さいき)
「蓮根のいとこ煮」 宗川 裕志(大和学園)

プレゼンテーション2 座長:山崎 英恵(龍谷大学)
「鴨まんじゅう」 栗栖 正博(たん熊北店)
「うなぎの松皮豆腐」 下口 英樹 (平等院表参道 竹林)
「あなたは、赤飯を誤解している」 髙橋 拓児(京料理 木乃婦)

プレゼンテーション3 座長:伏木 亨(龍谷大学 名誉教授)
「りゅうひ昆布巻」 竹中 徹男(京料理 清和荘)
「うなぎの炊いたん」 佐竹 洋治 (竹茂楼)
「おから」 中村 元計(一子相伝 なかむら)



現代は、高価な食材が贅沢であるとされがちですが、伝統の技や先代からの知恵が詰まったプロセスこそ贅沢であること、これらを現代につなげていくことを知ることができるものでした。
また、農学部食品栄養学科の学生も、今回開催したシンポジウムの運営にも携わりました。

学生たちは本学の先生方、料理人、企業関係者を交えた研究の場に参加することで、 研究が実社会にどう生かされているのかを学び、また、自分の研究をより積極的に進めていくこととなりました。

今後もシンポジウムの開催を予定しています。 ぜひご参加ください。
また、料理王国のYouTubeチャンネルでも当日の様子が見ていただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=xxOQHttnK9g