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2023.03.23

「政策実践・探究演習」(海外)フィンランドPBL 現地レポート③【政策学部】

政策学部では、フィンランド・ラハティ市にあるLAB応用科学大学で国際CBLプログラムを開講しています。2023年3月18日~28日の現地プログラムについて、参加学生の日々の報告、教員からの報告を発信しています。

3月22日(水)
昨日までのお天気とは打って変わって、朝から雪。午前中は、雨水管理(stormwater management)や都市計画(ゾーニングや緑化)に関する講義を受けました。午後は、雪の中、雨水管理の場所や公園を訪れました。

【参加学生からの報告】
今日で学校に登校するのが三日目になりました。初日よりは学校生活に慣れてきました。
昨日はとても晴れていましたが、今日は一日中雪だったのでとても寒かったです。午前中は雨水管理や都市計画関する講義を受けました。午後からはフィールドワークとして、雨水管理の場所や公園を訪れました。毎日の講義やフィールドワークは難しい内容も含まれていますが、メモを取ったり復習をしたりして付いて行けるように頑張りたいです。


今日は朝から雪が降っていたので、みんな防寒対策をしっかりしていました。学校での講義は雨水管理や水質保護、景観政策について学びました。講義を受けるのも3日目となり、少しずつ英語での授業に慣れてきたため積極的に取り組めるようになってきました。フィールドワークでは2つの公園へ行き貯水池を実際に見てラハティの環境政策を実感することができました。雪の中でしたが留学生とも楽しみながら学ぶことができ良い体験になりました。学校も折り返しなので、よりコミュニケーションを取りながら学びを深めていきたいです。

【執筆者】
米林里香(政策学部2回生)
吉羽茜子(政策学部2回生)




【教員からの報告】
伊丹空港から羽田空港経由でヘルシンキ空港に到着しました。そこから電車を乗り継いでラハティへ。相当、寒いのではと覚悟をしていましたが、手袋をいらないぐらいの天気で、真冬の京都ほど寒くはありませんでした。雪ではなく、小雨が降ったりして、ちょっと肩透かしを食らったような気分です。明日から、こちらの大学で午前中は講義、午後はフィールドワークというカリキュラムが始まります。学生達は、時差ボケと闘いながら、明日のプレゼンの資料作成にホテルの会議室を借りて頑張っていました。(3月19日)
(文責:服部圭郎)


ラハティの都心部を散策


ラハティ都心部の様子


プレゼンのための資料を作成する学生


私は今回、仕事の都合で最初の2日間のみの参加でした。学びの内容は学生が記してくれると思いますので、私からはそれ以外のところで印象に残った点をいくつか挙げたいと思います。
まずは、LAB応用科学大学の素晴らしいホスピタリティです。とても充実したプログラムはもちろんですが、毎朝の出迎えからウェルカム・パーティー、学生たちのディスカウント・ランチなど、本当に細やかにご対応頂きました。
次に、あちらの学生たちのとてもウェルカミングな雰囲気です。今回お邪魔したEUのエラスムス・プログラムの受講生は、職業経験がある社会人院生のみなのですが、こちらの学部生に本当に温かく親身に対応頂きました。学生たちも最初はナーバスでしたがすぐに打ち解けて、本当に楽しそうにしていたのが印象的でした。
そして、我々の研究・教育との接続の可能性です。ラハティ市自体が「ヨーロッパ環境首都」を2021年に獲得しており研究対象として興味深いですし、エラスムス・プログラムが社会人院生向けプログラムということもあり、学部のみならず研究科の教育との接続も十分に検討出来そうです。新年度に積極的に可能性を追求したいと思います。
とても短い期間でしたが、大きな可能性を見出せた2日間でした。この場をお借りして、LAB応用科学大学のEevaさん、Paulさん、Alexandraさんはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げたいと思います。 (3月22日)
(文責:的場信敬)