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2023.04.19

2023年度の【社会共生実習】が始動しました

 「社会共生実習」とは、社会学部全3学科が共同で運営する、社会学部の現場主義を体現する中核となる実習科目です。本実習では、学生たちが学外のさまざまな連携機関と協働して、社会の諸問題に対する理解を現場の中で深めて行動していくことを重視し、教員がそれぞれの専門知識やフィールド、人的ネットワークを生かしたオリジナルのプロジェクトを提供しています。社会学部の学生は所属学科を問わず希望するプロジェクトに参加できるので、学生にとっては連携機関の方々との交流だけでなく、学科を超えた学生同士の交流も体験することになります。

 今年度は以下8つのプロジェクトが活動します。

1.地域エンパワねっと・大津中央(担当教員:脇田健一教授)
大津市の中心市街地にある中央学区とのコラボを通じて、地域活性化を実地に学びます。課題を地域住民とともに学生自身が見つけ出し、その課題解決に向けて活動します。


2022年度活動の様子

2.多文化共生のコミュニティ・デザイン~定住外国人にとって住みやすい日本になるには?~(担当教員:川中大輔准教授)
京都の在日コリアンの方々との交わりを中心に、多文化共生まちづくりの問題を具体的に捉え、その問題解決のための活動を企画・実施します。


2022年度活動の様子

3.コミュニティの情報発信!レク龍プロジェクト(担当教員:久保和之教授)
滋賀県レクリエーション協会の広報活動について、広報誌の編集発行作業・ホームページの管理運営などの仕組みや内容を学ぶとともに、現状の問題点を探り、解決に向けて企画・運営していきます。


2022年度活動の様子

4.農福連携で地域をつなぐ―「地域で誰もがいきいきと暮らせる共生社会に向けて」(担当教員:坂本清彦准教授)
障がい者、高齢者、生活困窮者らが農業に携わる「農福連携」を通じて、多様な人々が地域社会とつながり、いきいきと暮らせる共生社会の実現に向けた課題発見、解決のための企画・実践をめざします。


2022年度活動の様子

5.お寺の可能性を引き出そう!―社会におけるお寺の役割を考える―(担当教員:猪瀬優理教授・古莊匡義准教授)
いまお寺では、仏教に関わりのない人も参画して、地域の居場所やつながりをつくる活動が行われています。お寺の社会活動に参加しながら、地域におけるお寺の役割と可能性を考えます。


2022年度活動の様子

6.いくつになっても、出かけられる!~高齢者を元気にする介護ツアー企画~(担当教員:髙松智画准教授)
介護が必要な高齢者が楽しんでもらえる日帰りツアーの企画から実施、評価を行います。高齢者へのインタビューや高齢者をとりまく問題や課題などについての考察をふまえて、プランを作成します。
※こちらは後期のみ開講します


2022年度活動の様子

7.障がいをもつ子どもたちの放課後支援(担当教員:土田美世子教授)
放課後等デイサービスでの活動を通じて、障がいをもつ子どもとの具体的な関わり方、放課後支援の意義を学び、障がいをもつ人と共に生きる社会について考えます。
※こちらは前期のみ開講します


2022年度活動の様子

8.自治体をPRしてみる!(担当教員:岸本文利教授)
地域の魅力を映像ツールでPR。映像制作スキルは放送局OBが指導。今回の舞台は大阪・門真市。何をPRすれば面白いかは自治体広報と一緒に皆さんが考えます。社会で通用する広報力を磨きます。


2022年度活動の様子

 4/14(金)に行われた初回授業では、各プロジェクトで自己紹介や年間スケジュールの確認などがなされました。
 初めて顔を合わすメンバーに少々戸惑いもある様子でしたが、活動する中でお互いを尊重しつつより良い関係を構築してくれることを願っています。


『地域エンパワねっと・大津中央』初回授業の様子


『多文化共生のコミュニティ・デザイン~定住外国人にとって住みやすい日本になるには?~』初回授業の様子


『コミュニティの情報発信!レク龍プロジェクト』初回授業の様子


『農福連携で地域をつなぐ―「地域で誰もがいきいきと暮らせる共生社会に向けて」』初回授業の様子


『お寺の可能性を引き出そう!ー社会におけるお寺の役割を考えるー』初回授業の様子


『障がいをもつ子どもたちの放課後支援』初回授業の様子


『自治体をPRしてみる!』初回授業の様子

 次週からさっそく学外活動を予定しているプロジェクトもあるので、各プロジェクトの活動の様子を追っていこうと思います。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。