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2023.05.08

テレビ局の元カメラマンによる講義の受講/現地実習に向けての準備をおこないました【社会共生実習】

 社会学部の「社会共生実習(自治体をPRしてみる!)」(担当教員:社会学科 教授 岸本文利)では、自治体の広報現場に参画し、地域の魅力を映像ツールでPRすることを目指して活動しています。

 当該プロジェクトの1年目の受講生たちは、大阪府門真市を実習フィールドとして活動します。昨年度の1年目の受講生たちが制作したPR動画は、門真市の公式YouTubeチャンネル【Koho kadoma】にて7本アップされる予定です。

 今年度の受講生たちは、4/28(金)にテレビ局の元カメラマンの南川二郎さんから動画撮影のポイントについて学びました。この日は受講生たちが事前に与えられた課題を撮影した動画に対して丁寧にコメントをいただきました。


南川二郎さん

 対象の撮影方法はさまざまです。
 たとえば人が歩くシーン。階段を歩く人を上階から見下ろして撮影したり、足元だけを撮影したり、地面に置いてあるカメラを飛び越えてもらったり。「歩く」だけでもさまざまな撮影方法があることを学びました。

 また、突発的なことがあれば、結果まで撮影することが大切です。
 受講生が撮影した動画のなかに、建物内に迷い込んだツバメを撮影したものがありました。見ている側は、そのツバメが無事に外へ出ることができたのか気になります。物語性を感じたら、結果まで撮影することが重要であることを学びました。

 他にも、カメラワークについて、基本はカメラを固定して撮る「フィックス」で撮影しますが、大きな建物などは左から右、右から左へカメラを振る「パン」や、上から下、下から上へカメラを振る「ティルト」を用いることも有効です。また、対象を引きの画で撮影する「ロングショット」、画面いっぱいで撮影する「アップショット」など、いろいろなサイズで撮っておくことも重要です。このように、さまざまなカットで撮影しておくと、編集時に役立つことも教えていただきました。

 当該プロジェクトの1年目の受講生たちは、今後、編集作業について学んだり、ドローン飛行講座を受講したりと、動画制作に必要な技術を学ぶ予定です。


コメントを聞く1年目の受講生


1年目の受講生が撮影した動画を見ながら
わかりやすくご説明いただきました


コメントを聞く1年目の受講生


重要なポイントをメモする1年目の受講生

 当該プロジェクトの2・3年目の受講生たちは、滋賀県高島市の棚田を実習フィールドとして活動します。
 1年目は、動画撮影・編集スキルをメインに学びましたが、今年度はその経験を生かしてプロデューサー業務にも手を広げます。
 5/20(土)には現地に赴き、1年目の受講生たちに作ってもらう動画企画のテーマを考えたり、田植えの様子をドローンで撮影したりする予定です。

 昨年度は、同フィールドで撮影した動画をYouTubeの【高島棚田サミットの広報ちゃんねる】に投稿していましたが、今年度はYouTubeチャンネルの立ち上げからおこない、どのようにして多くの人に見てもらえるようにするかまでを考えます。


ドローン撮影に向けて組み立ての練習をする
2年目の受講生


組みあがったドローン


現場実習での動きを確認する2年目の受講生


2年目の受講生が試作したYouTubeチャンネル

 1年目の受講生も、2・3年目の受講生も、それぞれの広報対象に対してどのようにアプローチしていくのか、楽しみにしたいと思います。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。