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2023.05.11

最高裁判事 團藤重光氏 生誕110周年記念特別展「團藤重光の世界― 法学者・最高裁判事・宮内庁参与」を龍谷大学で開催

【本件のポイント】

  • 5月22日(月)〜6月4日(日)に生誕110周年記念特別展「團藤重光の世界― 法学者・最高裁判事・宮内庁参与」を開催。
  • NHKとの共同研究で注目を集める大阪国際空港公害訴訟に関する資料である雑記帳を、初めて一般公開。
  • 團藤文庫所蔵の資料のうち、今回は最高裁判所判事在任中の資料や、宮内庁参与在任中の資料を公開し、それぞれの時期における團藤重光氏の足跡を辿ることができる特別展。


【本件の概要】
 龍谷大学矯正・保護総合センターでは、深草キャンパス至心館(京都市伏見区)において、生誕110周年記念特別展「團藤重光の世界― 法学者・最高裁判事・宮内庁参与」を5月22日(月)から開催いたします。
 團藤重光氏(1913-2012年)は、東京大学を卒業後、東京大学教授(同法学部長)、最高裁判所判事、東宮職参与、日本学士院会員、宮内庁参与、本学客員教授等を歴任するなかで、戦前期から今世紀にかけて刑法学や刑事訴訟法学などの学術の発展に尽くされたほか、判例法の展開、立法への参与など、様々な「法の世界」で多大な寄与をされ、大きな足跡を残した日本を代表する法学者です。
 龍谷大学(以下「本学」)では、團藤氏の生前のご意思に従い、内外の書籍をはじめ所属されていた大学や審議会などの各種資料、ノート、原稿、日記、手帳、写真、絵画、書簡類など團藤氏が所蔵した10万点に亘る多種多様なコレクションを2012年末に全て譲り受け、矯正・保護総合センターにおいて、「團藤文庫」として資料の調査研究を進めるとともに、大学アーカイブズとしてその社会的使命を自覚し、資料の保存・管理に努めてきました。
 本学では、「残した資料を広く社会の人々に利用してもらいたい」という團藤氏のご意思を実現するため、これまで2回(2014年、2015年)の受贈記念展示会を開催してきました。團藤氏の生誕110周年にあたる本年、NHKとの共同研究のなかで大阪国際空港公害訴訟の審理経過を明らかにする新たな資料が発見され、その研究成果の一部がNHKのETV特集の番組として結実、放映されたのを機にますます注目が高まるなか、3回目の展示会を開催する運びとなりました。
 今回は、團藤氏の生誕110周年を記念し、また第1回から約8年半が経過していることから、改めて團藤氏のライフコース全般を示す内容を旨としつつ、一方で上記番組による反響に鑑み、大阪国際空港公害訴訟に関連する資料の公開も取り入れます。本展示会を通して、團藤重光氏の功績を多くの方に知っていただく機会に繋がればと考えております。

会 期 2023年5月22日(月)~6月4日(日)
時 間 平日 10時00分~16時00分
    土日 10時00分~17時00分
会 場 龍谷大学深草キャンパス至心館2階パドマ
対 象 本学学生・教職員、一般の方
その他 入場料無料、予約不要

【会場地図】


問い合わせ先:
龍谷大学 矯正・保護総合センター
Tel  075-645-2040    E-Mail  kyosei-hogo@ad.ryukoku.ac.jp  http://rcrc.ryukoku.ac.jp/