2023.05.12
龍谷大学 先端理工学部電子情報通信課程 植村研究室の学生らが活躍 『ロボカップジャパンオープン2023』で植村研究室のロボットチーム『BabyTigers-R』が1位を獲得
【本件のポイント】
- 『ロボカップジャパンオープン2023』が4年ぶりに全リーグ対面で開催(瀬田キャンパス・滋賀ダイハツアリーナの2会場)。49チーム(うち海外チーム6チーム)300人以上の選手が競技に参加。 龍谷大学 先端理工学部電子情報通信課程 植村 渉 准教授が大会実行委員長を務めた。
- 開催リーグの1つ『インダストリアル(ロジスティクス)リーグ』にて、植村研究室のロボットチーム『BabyTigers-R』が1位を獲得。また、人工知能学会賞も授賞。
- 本大会が広まることにより、人工知能とロボット技術が融合した実世界での活躍や、工場、災害現場、家庭の人手不足を補うだけでなく、パートナーロボットとして私達の生活にて共生する世界が期待できる。
【本件の概要】
工場の生産ラインが大量生産から変種変量生産に変化するなか、工場で活躍する自律移動型ロボットの研究とその研究発展のために、世界大会である「ロボカップロジスティクスリーグ」は2011年から毎年開催されてきています。本学植村研究室は2011年から毎年出場し、顕著な成績を残しながら、当リーグに参加する唯一の日本チームとしてリーグの運営にも貢献、積極的に大会をサポートしています。
そして世界大会とは別に、日本委員会主催でロボカップ世界大会を目指すチームを中心に競技者を育成するロボット競技大会『ロボカップジャパンオープン』を毎年開催しています。近年、新型コロナウイルスの影響で競技大会をオンライン開催にて実施しておりましたが、今年度は4年ぶりに対面での開催が実現しました。
今回、本学瀬田キャンパス・滋賀ダイハツアリーナの2会場で開催された『ロボカップジャパンオープン2023』では、サッカー(小型リーグ車輪型、ヒト型、シミュレーション)やレスキュー(実機、シミュレーション)、@ホーム(実機、シミュレーション)、インダストリアル(ロジスティクス)の4リーグが競技を実施しました。
本学植村研究室のロボットチーム『BabyTigers-R』は、工場のオートメーション化をテーマにした『インダストリアル(ロジスティクス)リーグ』に出場。世界大会では無人搬送車の搬送問題を扱った競技ですが、今回はその要素技術を抽出した課題を競い合い、見事1位を獲得しました。また、競技で用いる加工機の位置と向きと種類の検出という困難な課題に挑戦し、日本初の成功を成し遂げたため、その成果に対して人工知能学会から人工知能学会賞を授賞しました。
今後は、この大会がより広まることで人工知能とロボット技術が融合した実世界での活躍や、工場、災害現場、家庭の人手不足を補うだけでなく、パートナーロボットとして私達の生活にて共生する世界が期待できます。
※大会の様子を公式Webサイトにて一部動画で公開しています。
ロボカップ日本委員会公式Webサイト:https://www.robocup.or.jp/japanopen2023/league.html
【大会の様子(写真)】

瀬田キャンパス会場の競技準備をする学生

植村研究室『BabyTigers-R』が表彰される様子

人工知能学会賞の授賞風景

大会運営にも積極的に参加する植村研究室
【関連URL】
・ ロボカップジャパンオープン2023
https://www.robocup.or.jp/japanopen2023/
・ ジャパンオープン2023 ロジスティクスリーグhttps://vega.elec.ryukoku.ac.jp/trac/wiki/robocupLogisticsLeague/JapanOpen2023
・ ロボカップ日本委員会
https://www.robocup.or.jp/
問い合わせ先:龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 准教授 植村 渉
Tel 077-543-7410 E-mail wataru@rins.ryukoku.ac.jp