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2023.06.02

第2回環境化学物質3学会合同大会で「優秀発表賞SETAC JAPAN AWARD」を受賞

5月30日(火)から6月2日(金)に徳島県で開催された第2回環境化学物質3学会合同大会で、大学院理工学研究科修士課程1年の 村上 太一 さん(環境ソリューション工学専攻、藤森 崇研究室)の発表した「長鎖有機フッ素化合物における炭素数の違いによる焼却分解挙動の評価」が「優秀発表賞SETAC JAPAN AWARD(修士部門)」を受賞しました。
3つの学会のうち、環境化学会からの表彰になります。
国内の環境化学関連の大学、研究機関、企業が参加する大きな学会大会で、専門家の審査を経て得た賞です。会期中は連日の大雨でしたが、気持ちの晴れる良いニュースになりました。

◎第2回環境化学物質3学会合同大会サイト
https://j-ec.smartcore.jp/M022/forum/touron31

【用語解説】
「環境化学」:化学物質や元素の存在量を分析によって測定し、環境中での挙動、生物への蓄積、環境技術の開発など化学の視点から環境を研究する学問領域。物質によってはそれを分析する技術そのものが研究になります。
「有機フッ素化合物」:通称PFASと呼ばれるフッ素が結合した有機物の総称です。近年、飲料水汚染問題などでニュースになっているので、聞いたことがある方もいるかもしれません。
「焼却分解」:PFASのうち、現在規制されている、あるいは、これから規制が開始する化合物に対して適正な処理が求められています。分解方法としてこの研究では焼却による効果を調べました。


左から藤森 崇 環境生態工学課程 准教授、受賞した村上 太一さん、環境化学会実行副委員長の高橋 真 愛媛大学 農学部教授