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2023.06.14

ゴミをゴミだと捉えない?!奈良育英高校1・2年生にアグリカフェを実施しました【農学科・食料農業システム学科】

2023年6月7日(水)、奈良育英高校1・2年生を対象にアグリカフェを実施しました。

 「ゴミを資源に?!~有機農業の可能性と課題~」をテーマに、前半は、食料農業システム学科の嶋田 大作准教授から物質循環の観点から、プラスチックに焦点を当ててお話をいただきました。講義序盤には、コンポストに奈良育英高校の食堂で出た生ごみを入れて、実際に物質循環を体験する機会があり、生徒は生ごみの臭いに耐えながら物質循環を体験していました。
 後半は、農学科の玉井 鉄宗講師から有機肥料は「善」で化学肥料は「悪」という世間の認識を覆すようなお話をいただきました。講義終盤には、有機醤油と無機醤油を有機・無機を隠した状態で食べ比べを行い、「どちらが有機でしょう?」と問いかけると正解したのは約半数でした。味に大きな違いはないことを体感した生徒たちは講義内容について理解が深まったようです。最後に、科学的な視点から0か100で物事を捉えるのではなく、科学的な視点から事実を解き明かすことが、農学科の学びであると説明いただきました。生徒たちは2つの学科のお話に食い入るように耳を傾けていました。

【学生の感想】
・普段の授業とは違い体験型の授業だったので、楽しみながら学べてよかったです。
・生ごみや醤油という身近なもので体験できたことで、話が理解しやすかったですし面白かったです。
・普段の食生活にもつながってくる話だったので、興味がわきました。

今後も、農学部では、「食」や「農」に関する内容を実験や体験をとおして、中・高校生の研究や学びへの意欲を醸成する取り組みを実施します。