2023.06.14
【社会福祉学科】ルワンダの教育を考える会代表による特別講義
6月7日(水) 「いのち」を考えるための実践的教育プログラムの一環で、本学客員教授の永遠瑠・マリールイズさんをお迎えして、特別講義を実施しました。
マリールイズさんは、1994年にルワンダが内戦状態になったため、戦火の中を3人のこどもとともに避難し、何とか難民キャンプにたどり着き、その後日本の人々の支援を受けて、日本に来られました。戦争を経験した当時2歳の娘さんは、今でも打ち上げ花火の音を聞くと、その時のことが思い出されるので、花火を見ることができないそうです。戦争は子どもたちの心に傷を残す、「戦争にNO!と言える大人になってください」と強く訴えておられました。
マリールイズさんは、ルワンダの内戦で奇跡的に生き残った命だから、自分のできることをしたいと「NPO法人ルワンダの教育を考える会」を設立されました。
教育がルワンダの子どもたちの未来を作っていくと考え、ルワンダに学校と幼稚園を作られました。マリールイズさんは、学ぶことが子どもたちの未来の希望につながる、学校で学んだ子どもたちが平和を作っていって欲しいとの願いから活動を続けておられます。
学生たちは、講義を通して、当たり前の日々がいかに大切なのか、そして教育が希望につながっていくことを学んだようです。