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2023.06.21

「地域産業活性化プロジェクトⅠ(京の老舗と不易流行)」で『柊家旅館女将 西村明美氏』の講演会を実施【経済学部】

 経済学部では、受講生が主体的に考え行動する実践型の授業に力を入れています。京都府および「京都老舗の会」の協力を得て実施している「地域産業活性化プロジェクトⅠ(京の老舗と不易流行)」(担当:辻田素子教授)は6月8日、チャップリンや川端康成らが愛した柊家旅館の女将、西村明美氏をお招きし、本館玄関に掲げている書「来者如帰」(らいしゃにょき:客が自分の家に帰ってきたかのようにくつろげる)に象徴されるおもてなしの心についてお話いただきました。
 また、西村氏は、歴史の重みを感じさせる本館と2006年に完成した新館を、「老木から知恵をいただき、新芽から力をいただくように互いを活かし合う空間」と表現し、老舗が老舗であり続けるためには「温故知新」の精神が大切であることを強調されました。
 時代の変化に柔軟に対応しつつ、京の自然や伝統文化を守り続けている老舗旅館の矜持や心意気に触れた学生の中には、「泊まってみたい」「働いてみたい」と感じたものも少なくなかったようです。
 同講義に先立ち、西村氏は、京都府商工労働観光部 染織・工芸課 染織係の伊藤主事、出版を担当する新評論の武市代表取締役とともに、入澤学長を表敬訪問されました。
 学生は7月6日(木)、中京区にある柊家旅館を見学します。彼らは今後も同旅館やその関係先等へのインタビューなどを重ね、その活動成果を整理し、1年後には書籍として市販する予定です。


(写真左から武市代表取締役、小峯経済学部長、入澤学長、西村氏、伊藤主事、辻田教授、伊達教授)