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2023.06.22

【法学部企画広報学生スタッフLeD’s】畠山 亮先生インタビュー

1.畠山先生ってどんな人?

Q1.畠山先生はご出身が神奈川県だとお聞きしたのですが、なぜ大学は出身地から離れた東北大学へ進学されたのですか?

「同じ高校に通っていた同級生は東京の大学への進学を希望するやつが多かった中で、僕はその頃から「人と同じことはしたくない」とか「人と違うことをしたい」といった考え方を持っていたので、地元から離れた東北大学に進学することを決めました。」

Q2.畠山先生は趣味の一つに「日本酒」を挙げられているのを拝見したのですが、お酒の中でも特に日本酒を好きになったきっかけやその魅力などについて教えていただけますか?

「これにはさっきの大学進学と重なる部分があって、お酒が飲めるようになった頃に、周りの友達があんまり好んで飲んでいなかったのが日本酒で、こんなところでもやっぱり「人とは違うもの」に興味を持って、それで日本酒を飲むようになりました。
きっかけはそんなとこなんですが、飲んでいるうちに年々少しずつ美味しさとかが分かっていく中で、日本酒の背景にある文化や歴史の深さに気付くようになって、今ではただ飲むだけではなくそういったことを追究することも含めて堂々と「趣味」と言えるようになったと思っています。まあ初対面の人とかドイツに居た時とかにはそう言っても「ただののんべえじゃないか」ってよくいじられるんですけどね(笑)。真面目な話、そういった深みを持つ日本酒を誰かと一緒に飲むことで、その地域とかお米とかについての会話ができたり作り手の方の思いをうかがい知ることができたりするほか、海外に出ても日本の文化として話題にすることができるので、人と人とのつながりにも深みや広がりが出るんです。そのことに気付いて、日本酒を取り巻くすべてにますます惹かれるようになりました。」



2.畠山ゼミってどんなとこ?

Q1.「ここはほかのゼミに負けないぞ」という点があれば教えてください。


「一番大きな特色は、上下の繋がりが強くて、各学年同士はもちろん卒業生ともいまだに繋がりがあるところです。最近も、1期生から11期生(現2年生)までを通しての同窓会がありました。そこではいろんな職業に就いた卒業生に出会えるので、現役の学生にとっては、いろんな話が聞ける貴重な機会になると思って、定期的に交流を行っています。ここが一番大きなほかのゼミとの違いだと思います。」

Q2.畠山先生は「ゼミ」をどのようなものと考えていますか?

「集まる学生は学年によって変わりますが、例えば今の2年生は、「広い視野を持っていろんなことに積極的に取り組みたい」という学生が集まってきていますね。僕自身、ゼミでは僕の専門である「日本法制史」という分野にはこだわっていなくて、学生自身が自分で必要だとか、自分がやりたいなと思うことをガンガンやっていくのが一番だと思っているので、その点では良いのではないかと思います。逆に言うと、先生から課題が与えられるとか答えを教えられるとかを待っているような姿勢だと、うちのゼミでは厳しいと思います。そうではなく、何でも自分で考えて、実際に動いていける学生に来てほしいですね。」

Q3.畠山ゼミは今どんな学生が集まっていますか?また、これからどんな学生に来てほしいですか。

「集まる学生は学年によって変わりますが、例えば今の2年生は、「広い視野を持っていろんなことに積極的に取り組みたい」という学生が集まってきていますね。僕自身、ゼミでは僕の専門である「日本法制史」という分野にはこだわっていなくて、学生自身が自分で必要だとか、自分がやりたいなと思うことをガンガンやっていくのが一番だと思っているので、その点では良いのではないかと思います。逆に言うと、先生から課題が与えられるとか答えを教えられるとかを待っているような姿勢だと、うちのゼミでは厳しいと思います。そうではなく、何でも自分で考えて、実際に動いていける学生に来てほしいですね。」

Q4.ゼミで身につけてほしい能力は何ですか?

「法学部を出て、法律そのものと関わる職業に就く人は実はあんまり多くないんですが、それでも社会に出てから「法学部に行って良かった」と思えるようになってほしいといつも考えています。そういう意味では、さっき話したことと重なりますが、「自分で問題を発見して、自分で考えて、動く、そして成し遂げる」、これはどんな世界に飛び込んだとしても共通して必要とされることだと思うので、学生として、またゼミで、一番学んでほしいことです。言い方を変えれば、社会に出た時に本当の意味で役に立つための準備が十分にできるまでに成長するということが、僕がゼミで身につけてほしい能力です。」

Q5.最後にこれからゼミ選択を控えた1年生や、高校生に向けて何かメッセージがあればお願いします。

「高校生のみなさんは、その先の就職を考えて、それに直接つながりそうな大学や学部という見方で選ぶ人は少なくないと思いますが、僕はそういう選び方には全面的には賛成できません。大学というところの本質は、就職に直接関係あろうがなかろうが、自分が勉強したいこと・やりたいことを追究することにこそあると思います。今はまだなかなか分からないと思いますが、大学の4年間は人生の中で多分唯一自分がやりたいことを自分で決めて好きなように勉強できる時間なので、そういう観点から大学や学部を選んでもらいたいと思います。

1年生の皆さんも同じように、公務員になりたいから民法、警察官になりたいから刑法といった感じでゼミを選ぶ人が少なくないように思います。確かに、まだ法学部に入って1年しかたっていない、またほとんど専門的な授業は受けていない2年生の初めに1つのゼミに決めるのは大変なことだと思いますが、その時に就職を第一にイメージして選んで後々失敗してしまった学生をたくさん見てきている僕としては、ゼミ選択と就職を少なくとも直接的に結び付けるのはあんまりお薦めしません。そうではなく、あくまでも自分がゼミで何を勉強したいのか、どういう活動をしたいのかということをメインに置いて選択してほしいなと思います。

また、例えば僕がゼミでは日本法制史にこだわっていないように、先生の専門分野やイメージ、それからSNSでの噂などだけではゼミの実像はなかなか分からないものです。卒業までの2年半を過ごすゼミの選択は法学部生活の中でとても重要な意味を持つことになるので、くれぐれも安易な気持ちで選択せず、このホームページやゼミ選択懇親会でいろんな情報を得て、それを自分なりにしっかり分析して、結論を出すようにしてください。」



3.インタビューを終えて

このインタビューの直前にもゼミ生の方から個人的に畠山先生を食事に誘っていたりするなど、非常に学生との距離が近く接しやすい先生でした。その先生の人柄に惹かれて畠山ゼミを希望する人も少なくないのだろうなと感じました。 今回は初めてのインタビューで緊張しましたが、これから様々な先生にインタビューをしていき、先生の人柄やゼミの活動が皆さんに伝えられるように頑張っていきたいです。次回の更新を楽しみにしてください。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
古 太恵人(法学部2年)
石田 聡子(法学部2年)