Need Help?

News

ニュース

2023.06.22

【法学部企画広報学生スタッフLeD’s】石塚 武志先生インタビュー

1.石塚先生ってどんな人?

Q1.学生時代はどの様な学生でしたか?


ゼミは行政法のゼミに所属していました。身近なことを学んでおもしろいなあと思ったことを覚えています。
あと、サークルには入っていなかったですね。あとは皆さんと同じように、同じクラスだった人と一緒に授業を取ったりしていましたね。

Q2.教員になったきっかけは?

法学部でしたので、公務員になるために公務員試験とかを受ける人もいましたけど、私はもう少し勉強したいと思ったからですかね、学部生が終わるころに。で、そのままずっと何年か勉強していたらこうなったって感じです。(笑)

Q3.先生の論文にはドイツに関することが多く出てきますがドイツ留学などしていらしたのですか?

長い留学はしてないですね。短期間で一ヶ月弱ぐらいのごく短い期間ですね。その期間は冬で、ドイツの冬って日本より寒いんですよ。向こうに友達もいないのでずっと勉強してましたね(笑)

Q4.勉強以外でどこか行ったとかはありましたか?

どこにも行ってないですよ。(笑)あ、でも土日が休みだったので電車に乗って、ドイツのいくつかの町を見に行ったのを覚えていますね。

Q5.趣味はおありですか?

あまりないですね。まあ、休日に平日とは違ったことや、仕事とは違ったことがやれるとリラックスはできますね。研究は行き詰ることがありますが、買い物なんかは買えばできますので(笑)。そんな感じで趣味というか気晴らしをしています。

Q6.先生は行政法を専門とされていますが、なぜ行政法を研究しようと思われたのですか?

それなりに身近な話が色々出てくるんです。例えば、訴訟であったり訴訟にならない話であったり・・・行政って役所で行われている仕事であって、役所とかかわりながら普段生活しているので、法律を研究し、授業でやることよりさらに深く学ぶと、とても身近な法分野で面白いと思ったからですかね。



2.石塚ゼミってどんなゼミ?

Q1.石塚ゼミでは、主にゼミ生による報告や事例の解説を行っていると伺ったのですが、現在はどのような活動をされていますか?


「現在も主に報告や事例の解説を進めています。石塚ゼミならではの活動と言うと難しいのですが、運営の方針を学生の皆さんにお任せしていて、各回生によってどんな学生が集まってくるかというのも異なりますので、進める内容や進め方には違いがありますね。例えば今の3年生のゼミでは、公務員試験を目指す学生や行政書士の試験を受けたいというような特に勉強熱心な学生が多く、レベルの高いところまで学んでいたり、より多くの報告を行うという形で活動しています。報告を行うにあたっては、2回生から3回生の前期まではペアを組んで報告してもらい、3回生の後期になってくると個人で勉強したいと思うことに取り組んだ方がいいと思うので、個人での報告が中心になってきますね。」

Q2.先生は「ゼミ」をどのようなものと考えていますか?

「他のゼミではどうなのかは分からないんですけれど、例えば行政法の講義の中ではあまり触れられなかったり、教科書には少ししか載っていないけれど実際の社会では大事な法律などについて、ゼミでは詳しく触れていけるようにしたいなと思っています。また、大学では、行政法について、民法や刑法で学ぶような各論の講義を行っていないことが多いのですが、各論の部分を分からないと実際には理解しにくいことも多くあるので、ゼミでは龍大の講義のカリキュラムには入っていない各論の部分にも触れていきたいと思っています。」

Q3.ゼミを通して、学生にどんな力を身に付けてほしいですか?

「法学部の中での法学のゼミで活動する者として、他の学部の人たちには出来ないことを出来るようになってもらいたいです。例えば、自分で裁判の判決文を読めること、その長い文の中でどこが大切か見極めることが出来るようになってほしいです。それから、これは法学部の学生に限らず、学生の間に、報告の準備や実際に報告をすることを通して、資料を作ったり、人前で話したり、話す内容をきちんと相手に理解してもらえるように工夫して伝えることを身に付けてほしいなと思います。どんなゼミで活動していても、将来役立つ力になると思うので、きちんとものを調べて報告へ繋げられるようになることが大事だと思います。」

Q4.石塚ゼミにはどんな学生が集まっていますか?また、どんな学生に来てほしいと考えていますか?

「法学部の学生は、全体的に真面目な学生が多いと思いますが、その中でも特に真面目な学生が集まっていると感じます。「真面目」というのは、例えば「自分は公務員になりたい」や「民間の企業に勤めたい」など目指すものはみんな様々だと思いますが、自分のやりたいことに向かって真面目に取り組むという意味での「真面目さ」です。自分の将来との関係で今何をしたいか、そのためにはゼミの時間をどういう風に使うかを考えられる人が多いです。また、それぞれが違った進路を希望する者どうし、自分とは違う分野に興味を持つ相手にも、互いに尊重しあって「真面目」でいられることも大事だと思います。そういう意味を含めて、真面目な学生に来てもらいたいですね。」

Q5.最後に学生に向けてメッセージなどがあればお願いします。

「普段の生活の中でどういう生活をするにしても、社会の中でどんな仕事をするにしてもルールというものは付き物です。そんな中で、法律や政治という、社会のルールや公の事柄について勉強をしている法学部の学生、あるいはそういったことを勉強したいと考えている高校生の皆さんがルールを学ぶということは、人と人とのかかわり方について勉強することでもあるので非常に重要なことだと思います。しかし、この先何年、何十年と生きていく中で法律の改正などに伴って、社会の仕組みなど色々なことが変わっていくと思います。そうなったときのために、ルールや公の事柄の基礎にある考え方を法学部で今しっかりと勉強しておけば、色々な変化への対応力が身に付くと思いますし、その対応力を身に付けられることが法学部で勉強するにあたって意味のあることだと考えています。」



3.インタビューを終えて

寡黙な印象を持っていましたが、インタビューでは普段なかなか聞けない小さな質問なども含めて、たくさんの質問に答えていただきました。インタビューでは、先生が考える「真面目」の意味についてのお話もありましたが、石塚ゼミに「真面目」な学生が集まるのは、まず先生が学生に対して「真面目」に接する方であるからだという風に感じました。 次回の更新をお楽しみに。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
石田 聡子(法学部3年)
永井 玲大(法学部3年)