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2023.06.22

【法学部企画広報学生スタッフLeD’s】河村 尚志先生インタビュー

1. 河村先生ってどんな人?

Q1. 先生の専門は商法ですが、商法を専門にされたきっかけを教えてください。また、先生が考える商法の魅力もお願いします。

専門を選んだきっかけは、ゼミですね。そもそも商法のゼミに進んだのは、授業が面白かったからです。当時は会社法を習ったのですが、とても合理的なシステムだと感動しました。また、知らない世界のことだったので関心を持ちましたね。あとは、私が入学した当時は阪神大震災、地下鉄サリン事件など不安定な時代背景もあり、「日本の経済はこのままで大丈夫なのか」という雰囲気でした。だからこそ、商法の必要性を感じたのかもしれないです。
商法の魅力はダイナミックさですね。改正も多く、時代の変化を最も強く反映するところが面白いです。

Q2. 大学教員になろうと思ったきっかけ、理由など教えてください。

実務家や就職などの、いくつかの選択肢の中から選びました。教員の道しかないという感じではなかったですね。友人と将来について話したことも大きいと思います。ゼミの先生にも相談しました。家族が寛容だったことも、理由のひとつですね。今振り返って見ると、一度企業に就職して実務を学んでからというのも良かったかもしれません。

Q3. 学生時代を振り返って、どんな学生だったとご自身で思われますか?

一人暮らしで自由な生活をしていました。友人たちの家に集まって話していることが多かったです。今となっては貴重な時間だったと思います。
毎日授業に出るような、模範的な学生ではありませんでしたが勉強、読書はしていました。大学3年生ごろに司法試験を志して資格の予備校にも行きました。

Q4. 河村先生のご趣味はなんですか?

1つは、本を読むことが学生の頃からの趣味です。最近は、クラシック系の音楽を聴くことも好きです。また、大学生の頃にパソコン屋でバイトしていたなど、パソコンをいじることも好きです。自分でプログラミングをするなどもしています。
私は新しいものが好きで、アレクサなど新しいものが出てくると買ってしまいます。買いすぎて、アレクサが部屋の数以上にあります。

Q5.河村先生は、ずっと京都に住んでらっしゃるのですか? また先生が思う京都の魅力を教えてください。

元々大阪に住んでおり、大学生の時に京都に来ました。学生目線での京都の魅力は、自転車があればどこにでも行けて、生活をするというだけではなくアクティビティをすることもできるというところだと思います。他にこのような都市はあまりないのではないかと感じます。私も、学生の頃自転車でいろんなところに行きました。



2. 河村ゼミってどんなゼミ?

Q1. 河村ゼミの特徴や強みを教えてください。


学習や発表の「方法」を丁寧に学ぶのが特徴ですかね。あとは、判例学習を重視しています。講義ではどうしても概要的な説明になるので、もっと具体的なケースについて、問題点などを取り扱います。内容的には企業法に親しみを持てて、将来に役立つものかなと思います。

Q2. 今までで一番印象に残っているゼミのイベントはなんですか。また、そのイベントは毎年行われていましたか?

10年ほど前、夏か春の休暇期間にゼミ旅行で富士急ハイランドに行ったことですね。深夜バスで夜に出発して、朝到着する、という。しんどかったので印象的ですが、楽しかったですね。コロナが流行り始めて、そういうイベントは中々できなくなってしまいましたが。
毎年ではないですね。私から提案するってことはあまりなく、その年の学生さんが行きたいと言えば行く、という感じです。

Q3. 最近では何かイベントを行っていますか?

コロナが一時期おさまっていた頃には裁判所の見学に行きました。
裁判所の見学には、大体毎年行っています。

Q4. ゼミ生の特徴を教えてください。

多様な学生がいるので、一概には言えないですね。その年によって集まる学生のタイプは違いますから。でも真面目で素直な学生さんが多い印象です。

Q5. 学生やゼミ生と関わる上で意識されていることはありますか?

それぞれの学生さんの状況を把握した方が良いと常に思っています。人によって性格や能力は違うので、個別対応を意識するようにしています。私が学生の時、話している内容が難しすぎて理解が追いつかない授業もありました。そういう先生も必要だとは思いますが、私はわかるような話をできるだけするように心がけていますね。

Q6. 学生にゼミを通して養ってほしいこと、また大学生活を通して養ってほしいことを教えてください。

文章を読む力と書く力、ですね。そういう意味では読書習慣をつけるのが重要かなと思います。卒業したあとも一番求められる力だと思うので。学生の間に身につけて欲しいですね。

Q7. ゼミにはどのような学生に来てもらいたいといった事はありますか?

多様性が大事なので、いろんな学生に来て欲しいです。その上で、大前提としては、商法に関心がある人ですね。
あとは、ゼミは講義ではなくディスカッションを行うので、予習・復習をしっかり行ってもらいます。また、ゼミ合宿など、提案力のある人が居てくれたらいいなと思います。

Q8. 龍谷大学の魅力を教えてください。

他の大学と比べても、教育がとても丁寧だと思います。一人一人の先生が丁寧に授業をされていると思います。

Q9. ゼミ選びで迷っている方に向けて、一言お願いします。

まず、分野に興味があるゼミを選択するというのが大前提として大事だと思います。
次に、やはり先生の個性というものが重要なので、ゼミに入る前に、その先生に直接会いに行ってみるというのもいいと思います。


3.インタビューを終えて

まず初めに、お忙しい中インタビューを受けてくださった河村先生ありがとうございました。
インタビューでは、ゼミに関する質問から先生の趣味についての質問までたくさんの質問に答えていただき、私たち学生も先生に直接こんなにお話をお伺いできる機会はあまりないので、とても楽しくインタビューをさせていただきました。
このインタビュー記事がこれをご覧になっている皆さんのゼミ選択、学校選択のお役に立てれば幸いに思います。
自分の可能性は無限。You, Unlimited.次回のインタビューも、ご期待ください。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
有信 巴茄(法学部3年)
髙橋 彩乃(法学部3年)
松波 亜海(法学部2年)