2023.07.12
ムハマド・ユヌス博士に名誉学位を授与ならびに学生や付属平安中高生と交流
7月8日(土)に、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士(ユヌスセンター所長)が、深草キャンパスを訪問され、本学から名誉学位を授与しました。
ユヌス博士の来学は、2019年に実施した龍谷大学創立380周年記念「世界宗教フォーラム」以来、2度目となります。2019年の来学を機に、「龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター」(YSBRC)を設立し、この間ソーシャルビジネスに関する教育、研究、社会実装を展開してきました。
また、ユヌス博士は、来学以降も社会課題に取り組む本学学生たちの発表をオンラインで聞き、学生にフィードバックされるなど、継続的に本学の社会課題解決の取り組みに関わられました。
今回の名誉学位授与は、このような本学への貢献やこれまでの社会活動の功績を称え、行うものです。この訪問を機に、龍谷大学とユヌスセンターとの関係を一層深め、龍谷大学が社会変革のハブとなるための行動を推進していきます。
入澤学長からは、ユヌス博士及びユヌスセンターとの更なる連携により、構想400で定める諸事業の推進及び事業の社会実装への期待について述べました。
名誉学位授与式の後、ユヌス博士に講演いただき、深尾副学長からこれまでのユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター取組の紹介がありました。
その後、清水耕介国際学部長がファシリテータを務め、社会課題の解決に取り組んできた政策学部3回生中西航さん、国際学部4回生秋友英理賀さんがユヌス博士とトークセッションを行いました。学生からは、SDGsの課題や今後のあり方や、女性の自立とグラミン銀行の関係性等をユヌス博士に質問し、お答えいただきました。
その後、付属平安中高に場所を移し、中学生5名、高校生5名の計10名が出席し、ユヌス博士と交流しました。