2023.07.14
社会学部深草学舎移転に向けて、コミュニティマネジメント実習「伏見まちづくり」が地域の魅力を発信する「なないろマルシェ」に初参加【社会学部】
社会学部コミュニティマネジメント(CM)学科のCM実習「伏見まちづくり」プロジェクト(担当教員:坂本清彦准教授)の受講生17名は、6月24日(土)に深草学舎で開催された「なないろマルシェ」に初めて参加しました。

「伏見まちづくり」プロジェクトで伏見の商品を販売
「なないろマルシェ」は、龍谷大学の学生が授業やゼミで連携する地域のPRやビジネススキルの習得を目的に、連携地域の商品販売などを行うものです。龍大の深草町家キャンパスを運営管理する「NPO法人深草・龍谷町家コミュニティ」が、龍大と共同で京都市の「学まち連携大学」促進事業の一環で2022(令和4)年度から開催してきました。
深草学舎の紫光館(しこうかん)前の広場に、深草町家キャンパスを拠点に地域連携活動を進める学生組織「京まちや七彩コミュニティ」や政策学部のゼミを中心とする複数の学生グループがテント出店して、それぞれが連携する地域の野菜や農産物の加工品、飲料などを販売してきました。

深草学舎の学生と並んで出店
6月24日に開催された今年度2回目の「なないろマルシェ」に、普段は瀬田学舎で学ぶ「伏見まちづくり」受講生が今回初めて参加しました。実習活動でお世話になっている伏見桃山地域の竜馬通り商店街と納屋町商店街のお店と、伏見区内で和蝋燭の生産販売・工房体験などを行いつつ伏見地域のまちづくりを進める中村ローソクさんの商品を販売させていただきました。単に商品販売を行うのではなく、伏見地域の知られざる名産品と今後開催予定のイベントのPRを目指すものです。
販売を認めてくださったお店の方々と連絡調整して、商品の販売形態や価格、搬入方法などを決めたうえで、当日朝からパン、日本酒入りゼリー、ナッツ、和蝋燭やハンドクリーム、商店街のマスコットキャラクターグッズなどを販売しました。

伏見の商店街や和蝋燭のお店の商品を扱いました
マルシェという場でも比較的売れ行きの良いものもあれば、簡単にたくさん売ることは難しい商品もあり、またPRしたい伏見地域、お店、商品についての知識が不十分で、全体としては苦労する場面が多かったようです。「深草・龍谷町家コミュニティ」のスタッフから、店頭の商品陳列や販売方法についていろいろとアドバイスをもらい、今後の取り組みに大いに生かしていきたいところです。

商品陳列や販売方法についてアドバイスをもらいました
今年度の「伏見まちづくり」プロジェクトでは初めてのイベント参加であり、メンバー間の関係性を築くこと、そして他学部の学生と交流することも狙いました。この日のマルシェでは、学生たちがテントを行き来して、商品やディスプレイについて話し合うなど、お互いに学ぶ機会にもなりました。「伏見まちづくり」受講生も初めての販売活動を「楽しめた」「(メンバー同士)仲良くなれた」「道行く人に声をかけてもらったことが良かった」といった感想が出されました。

商品に関心をもって質問してくれるお客さんもおられました。テントでは地域のイベントの告知も試みました。
なお、社会学部は2025年度に深草学舎に移転し、「伏見まちづくり」受講生のうち2回生は最終学年を必ず深草学舎で学ぶことになります。「伏見まちづくり」プロジェクトは、秋にも開催予定の「なないろマルシェ」に再び参加する予定ですので、深草学舎や地元地域のみなさんに、社会学部の移転、学部の授業や実習活動について少しでも知っていただけたらと考えています。