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2023.07.18

政策実践・探究演習(国内)人とまちが育つ「話し合い」創造プロジェクトがファシリテーション研修を実施【政策学部】

2023年6月29日(木)にホワイトボード・ミーティング認定講師の西川実佐子さんを講師に迎え、ファシリテーション研修を行いました。今年度は対面で11名の学生が参加しました。

話し合いプロジェクトでは「話し合い」を通して市民参加と協働のまちづくりを目指して活動を行っています。今回、西川さんにお越し頂き実施した研修では、そういった話し合いの場に、学生達がファシリテーターとして参加するための知識や技術、心構えを身につけるためのものになります。


研修の前半は話し合いを構成するコミュニケーションについて学ぶことから始まりました。話すことと聞くことのバランス、という普段中々気にしない部分に意識を向けてペアで同じくらいの量話すというトレーニングを行い、ファシリテーションを行う上でも参加者ごとの話す量というのを意識することを学びました。また話す量だけではなく参加者の様子をよく観察して、参加者の状態とその理由を見極めることも重要というお話もありました。具体的な技術としても、自己紹介の際に紙に書いて貰うことで発言量をコントロールすること、その日のテーマに関連することを話してもらう事で考え方などが分かり次につなげやすくなることなどなどを学びました。その他、発言を引き出すオープンクエスチョンやあいづちなどについても、研修後すぐにでも使う事が出来る実際の現場を何度も経験されてきたプロの方から、一つ一つの行動の意図を学ぶことができる貴重な機会になったのではないかと思います。



後半ではホワイトボードを使いつつ、グループで実際に話し合った内容をまとめる練習を行いました。話し合う中で、実際に前半で学んだオープンクエスチョンやあいづちなどを駆使しつつ、相手の意見を受け止めて可視化することを実践しました。ホワイトボードに書く際にも、メモではなく出た意見の可視化による会議の円滑化・活性化が目的であると教えていただきましたが、今後も意識して取り組めればと思います。




前期も終わりつつある中ですが、本プロジェクトは今後いよいよ実際の話し合いの場に参加させて頂き、ファシリテーター、グラフィッカーとしての役割を実践することになります。西川さんに教えていただいたことを、日頃の生活や授業の中でも今回学んだことを用いながら習得していければと思います。