2023.08.07
【ノータバコ10】依存してない?大丈夫?

喫煙者のなかには、
「今は好きで吸っているけど、やめるとなったら、すぐやめられる。」
「すぐにはやめられないけど、依存症なんて大層なものじゃない。」
って思っている人もいるでょう。
特に吸い始めて1~2年程度だと、そう思いがちです。
しかし、タバコを吸い始めた時期が早いほど、ニコチン依存症になりやすいとのことです。
喫煙する人は、一度その状態を測ってみましょう。
(吸わない人も、吸っている友人・知人に試してみましょう)
【TDSニコチン依存度テスト】
- 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?
- 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?
- 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?
- 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか?
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) - 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?
- 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?
- タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
- タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
※(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。 - 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?
- タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?
この10問のうち5問以上該当していれば、精神医学的には「ニコチン依存症」と診断されます。
5問未満だったから良しとせず、禁煙をめざしましょうね。
このTDS(Tobacco Dependence Screener)は、WHOの「国際疾病分類第10版」(ICD-10)やアメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引き」の改訂第3版および第4版(DSM-Ⅲ-R,DSM-Ⅳ)に準拠して、精神医学的な見地からニコチン依存症を診断することを目的として開発されたものです。
出典:厚生労働省e-ヘルスネット生活習慣病予防のための健康情報サイト「TDSニコチン依存度テスト」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/tobacco/yt-048.html