2023.07.27
政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト 第2回フィールドワークを実施【政策学部】
7月22~23日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2023年度第2回フィールドワークに学部生16名と石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育プランナーが参加しました。
2023年度は「千草竹原班」「塔下新池班」「企業連携班」の3班に分かれて活動しています。
■千草竹原班
22日午後と23日午前中は、洲本市地域おこし協力隊員小林さんと一緒に千草竹原の古民家改修を行いました。今回は、集会スペースになる部屋の床を貼りました。まずは、調湿効果のある竹炭を袋にいれて床下に敷き詰めます。この竹炭は放置竹林の活用として、あわじ里山プロジェクトの辻さんと小林さんが焼いたものです。つぎに床を支える補強部材、根太の間に断熱材を敷き詰め、根太に杉板をビス止めしました。いよいよ、この集会スペースに泊まれる日が近づいてきました。次回フィールドワークが楽しみです。

根太間に断熱材を敷く

杉板を貼る
■塔下新池班
22日は、塔下新池を管理する田主(たず)の皆さんと池周辺の草刈り、水藻の除去を行いました。ライフジャケットを着てボートに乗り、藻を取る作業は人生初の体験です。
23日は、午前中は、学生が用意してきた企画書をもとに、この1年間でどのような活動ができるか、塔下営農組合の方々と塔下公会堂で意見交換を行いました。学生からは、広報やイベント、農産物販売に関する企画が出され、今後の営農組合と連携の方向性について、話し合いがなされました。昨年度の塔下新池班が作成したフェノロジーカレンダーを活用しながら、塔下地区の農産物や食文化についても理解を深める時間となりました。
■企業連携班
今年度からスタートした企業連携班は、パートナーの株式会社成田とかいぼりをテーマに取り組んでいます。かいぼりは農閑期の冬に池の水を抜いて底に溜まった泥を川にかき出す作業です。重い泥をジョレンや鍬を使って動かすのは、なかなかの重労働。手作業で出せる泥の量も限られていました。
洲本市から相談を受けた専務取締役福井氏は、試行を繰り返しながら吸引ポンプ車を改良した多目的モバイルユニットを開発。この機械によって大量の泥を吸い出すことが可能になりました。機械の開発ストーリーや農漁業への効果を学生がまとめ、賞に応募します。