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2023.09.20

機械工学・ロボティクス課程 森講師らの研究チームが板厚15mmの大型素材を接合するツールを開発【先端理工学部】

機械工学・ロボティクス課程の森 正和講師は、大阪大学接合科学研究所の藤井英俊教授らや、日本特殊陶業などの研究チームで、耐食性が高くコストを抑えながら生産できる窒化ケイ素系のサイアロンを使い、板厚15mmの大型素材を接合する摩擦撹拌接合ツールを開発しました。

これまでの主流である多結晶立方晶窒化ホウ素製ツールに比べ10分の1の価格に抑えることが可能。船舶や橋梁向けの厚鋼板などでの採用が見込まれます。

関連サイト(日刊工業新聞掲載)はこちら

【用語解説】
サイアロン:ケイ素・アルミニウム・酸素・窒素から合成される物質。膨張率が低く高温での耐食性に優れるためエンジンなどの材料として期待される次世代素材。


摩擦攪拌接合による15mm厚鋼板の継手


窒化ケイ素系のサイアロンツールを用いて大型素材を接合する様子