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2023.09.19

農学研究科 久米美春さんが朝食レシピコンテストで最優秀賞を受賞!

 ワシントンホテルと桃屋の「ごはんですよ!」の誕生50周年を記念して、ホテルの朝食ビュッフェで提供する「ごはんですよ!」を使用した朝食レシピコンテストが開催され、農学研究科 修士課程の久米美春さん(農学部食品栄養学科卒)が最優秀賞を受賞されました。

 給食経営管理学研究室(朝見教授)に所属されている久米さんは、5月にウェスティン都ホテル京都とのコラボ企画で、ホテルの料理を考えるゼミ活動に参加し、シェフから材料の使い方や調理形態を学び、「この活動で学んだ経験を活かしたい」との想いから今回のコンテストへの参加を決めました。

 コンテストにレシピを応募するにあたって、「苦労したのは応募条件に合わせた料理を作ることです」と久米さんは振り返ります。大皿に盛りつけができる料理や一人400円以内で料理を作ることなど、細かく条件があったことから何度も試作を重ねました。多くの時間を費やして挑んだ大会で見事に最優秀賞を受賞しました。決め手となったのは、徹底的に考えられたコンセプトです。なぜこの材料を使ったのか、この調理方法を使用したのはなぜか、ホテルのコンセプトと一致させるため、ワシントンホテルのHPを隅から隅まで読み漁り、ワシントンホテルが大切にしていることは何か、歴史や背景などまで徹底的に調べ、考え抜かれた料理は多くの審査員の心に刺さりました。

そこまで徹底的にコンセプトを重要視できた背景には、食品栄養学科で学んだ環境が大きいと笑顔で久米さんは語ります。食品栄養学科では昼休みに自分たちでご飯を作ったりします。そのご飯を先生も一緒に食べることがあり、その際に「なんでこの味付けにしたん?」と質問されることや「もっとこの材料の方がいいかもしれない」とアドバイスをもらうこともあるといいます。また、普段から学内のコンペでは、味や盛り付け方法ではあまり差がつかないことから、なぜこの食材を使ったのか、この味付けにした根拠などを話せないと勝てないという環境が大きく影響したと分析してくれました。

食品栄養学科には専門の異なる先生方が多く、盛り付けの見栄えや調理の工夫、大量調理に向いている食材選びなど様々な角度から学べたこと、農学部にある食品栄養学科として、食の循環を田植えなどの体験を通して学べたことで、管理栄養士という資格以上のプラスの知識を持てたことが今回のコンテストに活かせたと胸を張ります。

久米さんに今後について尋ねると、レシピ開発や研究開発職に就くことが夢と力強く答えてくれました。そのために今後は、「龍谷チャレンジの活動や製品開発プロジェクトなど様々な活動に参加して、もっといろんな経験を通して力をつけていきたいと思います」と将来の展望についても教えてくれました。

久米さんの今後の活躍を応援しています!!