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2023.09.28

國立政治大學(台湾)で、「仏教SDGs」をテーマに入澤学長が講演

國立政治大學(台湾)で、「仏教SDGs」をテーマに入澤学長が講演

2023年9月25日(月)、台湾:台北にある國立政治大學にて、同大学の学生や教職員を前に、入澤学長が「自省利他が拓く未来社会-龍谷大学が取り組む仏教SDGs-」と題した講演を行われました。

今回の講演は、2021年11月に日本の4大学と台湾の6大学が締結した「日台大学地方連携及び社会実践連盟(通称:日台連盟)」の首脳会議が開催されるため入澤学長が台湾を訪問されたことに併せて、國立政治大學を表敬訪問することになったことがきっかけとなって実現したものです。少子高齢化など日本と同じ社会問題を抱える台湾の中で、地域連携や社会実践に特に力を入れている國立政治大學では、社会課題の解決やSDGsに対する関心が非常に高く、この度のテーマにある「仏教SDGs」についても高い関心が寄せられました。
講演では、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という理念は、仏教における「摂取不捨」に通じるものであり、現代人がもつ「自己中心性」に気づく強靭な知性と思いやりのこころを具えた人間の大切さを説くと共に、地球意識(多様性への意識)を持った利他的人間へと変貌していくべきであること、そしてこれからの未来社会の主たる担い手になるのは今の若者たちであることを強く訴えられました。
我々は今後「経済成長型社会」から「課題解決型社会」への変化が求められることになり、人類が本気でSDGsの取組みに舵をきるなら、世界に大きな社会変動が起きるはずという希望と共に、人の意識と行動に変化が起きない限りSDGsの達成はあり得ないということについても言及されました。
更に、建学の精神や仏教SDGsを体現した学生や卒業生の各種取り組みなどが紹介されました。


講演は予定時間を超過したものの、ひとりも退席者はなく、その後の質疑応答も来場者から多数寄せられ、活発な意見交換が行われました。


國立政治大學と本学とは、今年の7月に一般協定及び学生交換協定を締結しています。これからも教育、研究、社会連携など幅広い分野でつながりを持ち、学生・教職員等の交流が活発に行われることに期待が寄せられます。