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2023.09.29

【社会福祉学科】「国立療養所長島愛生園」に見学実習に行ってきました。

「いのち」を考えるための実践的教育プログラムでもお世話になっている、岡山県にある長島愛生園に、伊藤・黒川・遅ゼミ合同で見学実習に行ってきました。
「邑久長島大橋」という決して大きくない橋を渡り、愛生園がある邑久長島に入りました。この橋が架かるまでの長い歴史やハンセン病に感染した方や家族が受けてきた偏見や差別について、その場で改めてお話を伺いました。
 島内見学では、療養所への入り口となった収容桟橋や、クレゾール入りの消毒風呂に使われた浴槽の跡地などを実際に目にしながら、学芸員の田村さんから説明を受けました。
 見学後は、見学での気づきや国は何をすべきであったのかなどのディスカッションを行い、「社会復帰への支援が必要ではないか」、「ハンセン病が治るようになっても、誤解を解く報道が行われなかったから差別や偏見が続いた」などの多くの意見が出ました。最後に、田村さんから、「このような差別や偏見は他の領域でも起こっているのではないか」との投げかけがありました。差別や偏見がなぜ起こるのか、私たちに何ができるのか、これからの社会福祉の学びの中でその答えを深め、行動する力を養ってもらいたいと思います。



学芸員の田村さんから長島愛生園について説明を受ける


島内見学


収容桟橋 


クレゾール消毒に使われた浴槽


見学後のグループワーク