2023.10.03
新しい「こうや豆腐」のカタチプロジェクト 中間報告会を開催【農学部】
龍谷大学農学部では、旭松食品株式会社の協力を得て、『新しい「こうや豆腐」のカタチプロジェクト』を実施しています。
日本における伝統的な食材である「こうや豆腐」は新しい発見や加工技術の進化により、伝統的食材でありながら現代の健康食としても注目されています。本プロジェクトでは、食べ馴染みのあるこうや豆腐の「新しいカタチ」を考えています。(昨年度に引き続き、短期大学部も参画しています。)
今回の中間報告会では、農学部10チーム、短期大学部1チームが、研究の進捗報告を行い、旭松食品(株)研究所副主任研究員の石黒様、商品開発課こうや豆腐担当リーダーの宮下様からご講評を頂きました。企業の最前線でご活躍されるお二方からご講評いただいたことで、今後の研究課題や研究の方向性の確認をすることができました。12月に開催予定の成果報告会での発表に向けて、参加チームはさらに研究を深める予定です。
講評の中で、キャリア主任の中川先生からは、「他チームの発表を聞くことで進め方や発表の見せ方など学びが多かったと思います。自チームだけの意見ではデメリットの部分を見つけにくくなってしまうので、様々な人の意見を聞きながら進めていってほしいと思います。最終報告会に向けて頑張ってください。」と学生へエールを送られました。また、旭松食品(株)の石黒様からは、「おいしさを数値で表すことはすごく難しいが、ぜひともチャレンジしてほしい」と講評されました。「単に食べやすいなどの感想を基準とするのではなく、栄養成分などを計算して製品開発を進めることで一つ上の段階の製品開発になる」と説かれました。さらに、その先の話として、メーカーとして販売するにあたり、いくらで販売することが妥当なのか、形や味は数日・数か月保つことができるかなど、視座の高いお話もしてくださいました。
参加した学生からは、「今回いただいた講評をもとに、またチームで案を練り直したいです」と前向きなコメントをいただきました。成果報告会に向けてもうひと踏ん張り、チームで力を合わせて頑張ってください!!