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2023.10.06

【実践真宗学研究科】カナダ留学の報告①

 実践真宗学研究科では、国内外で発生する現代社会の問題に実践的に対応しうる宗教的実践者の養成を行っております。
 本研究科で学ぶ中で国際伝道に興味を抱き、カナダへ留学した橋本顕正さんからの報告です。(全3回予定)

 
 皆さん、こんにちは 龍谷大学実践真宗学研究科の橋本顕正です。
 私は2022年8月末から2023年4月末まで私費留学制度を使ってカナダにて生活しておりました。
 これから数回にわたってその経験をお話していきたいと思います。今回は主に通っていた大学についてのお話です。

 私が8か月過ごした場所は大都市バンクーバーから飛行機で約1時間、車なら4時間ほど北東に進んだところにあるブリティッシュコロンビア州南部のカムループスという町です。
 人口10万人ほどの小さな町で、古き良き田舎町といった感じです。その町にあるトンプソン・リバーズ大学(TRU)という大学の語学クラスに通っておりました。


トンプソン・リバーズ大学(TRU)


 滞在していたのは大学内にある学生寮で、4人1組でキッチンをシェアし、個室以外はトイレとシャワーを2人ずつシェアして使うような形でした。


寮からの眺め


 僕は中国・インド・スリランカの留学生がルームメイトで、そのうち2人が大学院生ということもあり、落ち着いた雰囲気の中で生活することができました。
 彼らが僕にとっては英語のお手本であるとともに、自室に仏像をいくつも持ち込むような熱心な仏教徒であるスリランカからの留学生とは時々互いの国での仏教を比較しながら楽しく仏教について話したりしていました。

 語学のクラスは文法・ライティング・リーディング・コミュニケーションのクラスが5段階もしくは4段階にレベルが分けられ、1クラス平均15名程度で日本人は各クラス3名から多くても5名程度でした。
 なるべく日本人の少ない環境で学べたらと考え、大都市ではない場所を選んだのでこの点は良かったです。個人的にはアカデミックのライティングの授業が非常に勉強になりました。
 カナダでの論文の書き方や盗用防止のルールが学べてよかったです。
 コミュニケーションの授業は討論やプレゼンを中心に行われていたのですが、やはり英語でのアウトプットが難しく、日本語で頭の中に浮かんでくることの数割程度しか英語で表現できないもどかしさが毎授業ありました。
 1つの授業は120分で、日本の90分に比べると長く感じるように思いますが、実際は1時間くらい経つと10分の休憩を先生がとってくれるので毎回授業はあっという間に終わってしまう感覚でした。


授業風景


 授業が終わると友人たちと大学のカフェで話したり、ジムのプールやホットタブでリラックスしたりするなどして過ごしていました。
 またサークルのような感覚のクラブが大学にはいくつかあって、自分は週に1回ジャパニーズクラブという日本の文化やアニメが好きな子たちが集まる場所に参加して、日本の事を好きな学生たちと交流を楽しみました。


ジャパニーズクラブにて

 次回は大学外での生活についてお話しできればと思います。
                              See you soon !