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2023.10.11

政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト 第4回フィールドワークを実施【政策学部】

9月30日~10月1日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2023年度第4フィールドワークに、学部生11名と石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育プランナーが参加しました。今回のフィールドワークでは千草竹原班と塔下新池班に分かれて活動しました。


■9月30日

千草竹原班は、前回に引き続き、洲本市地域おこし協力隊員小林さんと一緒に千草竹原の古民家改修を行いました。今回は、集会スペースの一部と個室区画にある天井と床板の張り替え作業でした。部屋の荷物を移動させた後、悪戦苦闘しながら天井の板をはがしました。思ったよりも時間がかかったため、床板をはがす作業は次の日に持ち越しとなりました。

千草竹原では、元洲本市地域おこし協力隊員の谷口さんが原木椎茸栽培を行っています。原木椎茸のハウスを見学した後、原木を立て掛けるための竹に防腐剤を塗りました。今年の椎茸狩りは、10月上旬からオープンするとのことです。


天井をはがす作業


竹に防腐剤を塗る


塔下新池班は、洲本市五色町鮎原下にある古民家を改修した「ついどはん」で、学生が企画した地産地消キャンプを試行しました。地産地消キャンプは、地元の食材を使った料理や農業体験を楽しむ内容になっています。

今回のフィールドワークで企画したプランをまず自分たちが体験し、今後の改良にいかしていきます。塔下新池田主の皆さんから鮎原米、玉ねぎ、ピーマン、かぼちゃ、ナスを提供いただき、ピーマンの肉詰め、かぼちゃのミルクスープを作りました。元洲本市地域おこし協力隊員の谷口さんからテントやキャンプ道具を貸してもらって、初めてダッチオーブンで米を炊く体験もしました。


テントを設営する


ダッチオーブンで米を炊く


■10月1日

千草竹原班は、午前中、フェノロジーカレンダーの作成に向け、地域の方へのヒアリングを行いました。2022年度の塔下新池班が塔下地域のフェノロジーカレンダーを作成しましたが、その千草竹原版を作成する予定です。千草竹原集落の1年間の行事や自然の移り変わりなどについて、話を聞きました。

次に、小水力発電の水路掃除を行いました。クワやシャベルを用いて、土砂さらいをした上で、落ち葉や土砂が入るのを防ぐために、水路の上に鉄板を被せました。

午後は、古民家の改修作業として、昨日の作業の続きです。畳をはがしてから床板を取り除いたり、インパクトドライバーやバールで釘やネジを抜いたりするなど、慎重に作業を行いました。

最後に、昨日防腐剤を塗った竹を、原木椎茸栽培のハウスに運びました。ハウスの中に竹を設置して、今日の作業は終了です。


水路に被せる鉄板を運ぶ


原木椎茸栽培に使う竹を搬入する


塔下新池班は、前日につづき地産地消キャンプの試行。朝7時に起床し、新鮮な空気を吸いながらラジオ体操をしたあと、朝食のバーガーマフィンを作りました。テントの撤収と後片付けを済ませ、塔下新池に向かいます。この日は、池周辺の田んぼで稲架(はさ)掛けを手伝いました。稲架(はさ)掛けは、束ねた稲を棒にかけ天日と風で乾かす方法です。干した米は甘みが増すうえ、脱穀後のわらは牛の飼料として買い取られるそうです。


稲架(はさ)掛けを手伝う


稲架(はさ)掛けを手伝う