2023.10.17
法律事務実務Ⅱ 民事模擬裁判を開催しました
2023年7月13日(木)5講時の「法律事務実務Ⅱ」(山本真先生)の授業で、民事模擬裁判(証人尋問)が至心館1階模擬法廷で開催されました。民事模擬裁判は、13年前から法学教育の一環として実施されており、裁判の手続きを学ぶとともに法的に物事を考える力を身につけることができます。
5月に訴訟代理人役が公募され、今年度は6名の応募がありました(原告側代理人3名・被告側代理人3名)。証人、書記官役も、法律事務実務を受講した学生が務めます。当日は、裁判官役の元裁判官の弁護士1名と、原告・被告代理人役の弁護士2名も参加しました。
模擬裁判の授業は公開され、法律事務実務受講生だけでなく、一般の法学部生や他学部生、法学部教員、訴訟代理人役学生のご家族も傍聴に来られました。
代理人志望者は、5月末から練習を開始しました。証人の考えは当日までわからないため、想定外の証言が出てくることもあり、その場で考える力が養われます。また、原告代理人と被告代理人は事前の打ち合わせをしていないため、どのような尋問となるかはわかりません。
証人による宣誓から始まり、まずは原告代理人から証人に、次に被告代理人から証人に尋問が行われました。
その後、裁判官役の佐藤建先生より、それぞれの尋問について心証が開示されました。また、原告側・被告側弁護士から、講評をいただきました。
今回参加した訴訟代理人役の学生からは「思考力や協調性が身に付いた」、「人前で話すことに苦手意識があったが、何度も準備したことで本番では全く緊張せず法廷に立つことができた」、「民事模擬裁判は龍谷大学でしか体験できない貴重なもので、多くの先生の協力で成り立っていることを肌で感じた」、また傍聴人からは、「実際の裁判を体験できたような感覚を味わうことができてよかった」、「学生のモチベーションを高めるために先生方が機会にふれてヒントを与えていた。これに学生も応えていた。証人役がたいへん上手であった」などのコメントが寄せられました。
