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2023.10.24

里山学研究センターの村澤真保呂研究員がアジアの持続可能性を主題にした国際シンポジウムで報告


 東京の日仏会館・フランス国立日本研究所で10月10日と11日の2日にわたり国際シンポジウム「Sustain Asia: (Un)sustainable Growth and Environment in Asian Territories」が開催され、そこで里山学研究センターの村澤真保呂研究員(龍谷大学社会学部・教授)が、アジアにおける持続可能社会の実現に向けた学術的課題について報告しました。この国際会議はフランス外務省の主催により、フランスとアジア5カ国(日本、台湾、タイ、ヴェトナム、インド)の研究者を中心に、アジアにおける持続可能社会の実現に向けた学際研究を推進するべく企画されたものです。
 村澤研究員は「The Anthropocene City and its Debates in Asia」のセッションで、地球規模の都市化と環境破壊に関する近年の学術界の転換について、里山研究の事例をもとに、哲学史的観点から報告(タイトル:On Urbanization and the Academic Turn: Perspectives on the History of Philosophy and Psychological Landscape Studies on "Secondary Nature")をおこないました。
 2日間で21名の研究者が発表し、すべての発表について登壇者が全員で討論する仕方で進められました。本シンポジウムの成果は、フランス国立日本研究所により、近い将来に公開される予定です。