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2023.10.26

石原ゼミ 東日本大震災被災地へのフィールドワークを実施【政策学部】

石原ゼミでは10月15日-17日に東日本大震災の被災地へフィールドワークを行いました。
東日本大震災から10年以上が経過し、震災の風化が懸念される中、東日本大震災の被災地で保存されている震災遺構や震災伝承施設を訪問し、震災伝承の重要性や震災遺構や震災伝承施設を巡る観光(ダークツーリズム)の可能性について考えました。
フィールドワークの成果は、11月18日に開催される演習合同討論会で報告しますので、乞うご期待ください!


<10月15日>

宮城県名取市にある震災メモリアルパーク、東日本大震災で被害を受けた荒波小学校、みやぎ東日本大震災津波伝承館、宮城県石巻市門脇町にある門脇小学校などを訪れ、津波被害について学びました!

震災メモリアルパークでは津波被害の深刻さを目の当たりにし、被害の大きさを肌で感じました。震災遺構となっている荒波小学校では被害跡がそのまま残っており、津波の高さがどこまで来たのか、津波による被害の大きさを痛感することができました。
津波伝承館では東日本大震災の津波映像を観て津波の怖さを感じ取りました。東北地方の被害は私たちの想像をはるかに超えるものであり、衝撃と恐怖心と共に学ばなければいけない事として再認識することができました。
最後に訪れた災害遺構である門脇小学校には被害を受けた教室の中を見ることができ、大震災は津波だけでなく火災による被害も多くでていた事を学びました。


みやぎ東日本大震災津波伝承館での展示解説の様子


震災遺構として保存されている門脇小学校


<10月16日>

宮城県石巻市にある大川小学校跡地、伝承交流施設MEET門脇を訪れ、女川町街歩きをしました!

宮城県石巻市に災害遺構である大川小学校に訪れました。語り部さんの話を聞きながら被害にあった大川小学校を見ると非常に残酷なもので改めて津波の怖さを痛感しました。大川小学校は被害が大きくほとんどが流されてしまいました。生き残った人達は山に逃げて助かったそうです。津波が来たらとにかく高い所へ逃げる!生き残るためには逃げるしかないということを学ぶことができました。
次にMEET門脇では語り部さんに当時の話を伺いました。私たちが体験していなく、想像ができないことも多く考えさせられることがありました。また、あらかじめ準備することの大切さも知りました。
最後に女川町を街歩きをしました。実際に被害を受けた交番を見ることができ当時の被害の大きさを実感することができました.女川の街自体が堤防があるのではなく、かなり盛り土をしていることも印象的でした。
宿泊先は仮設住宅でした!普段はできないことであったので貴重な体験となりました!!


大川小学校の近くにある高台から語り部さんから話を伺っている様子


宿泊した仮設住宅


<10月17日>

釜石市にあるいのちをつなぐ未来館、陸前高田市にある東日本大震災津波伝承館、南三陸町震災復興記念公園を訪れました!

釜石市にあるいのちをつなぐ未来館では震災当時の様子、震災後の様子が詳しく記載されていました。震災時の教訓や課題もあり私たち自身も学ぶことが多くありました。他人事ではなく自分事として捉えるとこが大切であることも強く感じることができました。
次に陸前高田市にある、いわてTUNAMIメモリアルに訪れました。岩手県における津波の被害について学ばさせていただきました。実際に被害を受けた展示もあり心に来るものがありました。近くには奇跡の一本松があり、偉大さもかんじることができました。
最後に南三陸町震災復興記念公園に訪れました。ここにも津波により被害を受けた防災対策庁舎の遺構が残っており、改めて被害の大きさを感じました。防災庁舎の高さは約12メートルあり、この高さを超える津波が来るとは誰もが予想してなかったことだと思います。見逃せない事実が多いことも同時に知ることができました。


今回のフィールドワークを通して、災害・防災に対する意識の変化は大きくありました!
学んだことを次に活かせるようにゼミ生全員でゼミ活動に率先していきたいと思います!