2017.12.29
歴史学科 仏教史学専攻 斎藤 信行 先生の研究内容を紹介【文学部】
文学部は、特色ある11学科・専攻で構成されています。
今回は、高校生の皆さんに向けて、斎藤 信行先生(歴史学科 仏教史学専攻)の研究内容をご紹介します。

教員氏名 斎藤 信行 講師
所属学科専攻 歴史学科 仏教史学専攻
研究内容を教えてください。
鎌倉時代に親鸞が成立させた真宗の歴史を研究しています。親鸞は「浄土真宗」の開祖として、また「悪人正機」を説いた人物として有名ですが、親鸞の信仰が社会のなかに何をもたらしたのか、ということはあまりはっきりしていません。親鸞の信仰の歴史的意義とは何だったのか。それを解明するため、真宗に対する弾圧と親鸞の信仰が形成した主体・教団とがいかにかかわっていたのかに焦点を当てて研究をしています。また親鸞以後、唯円が記したとされる『歎異抄』、本願寺の基礎を築いた覚如、「中興の祖」と称される蓮如が、それぞれ真宗をどのように受容したのか、ということについても追究しています。
専門分野のおもしろさは何ですか。
仏教の歴史を学ぶと、これまでに仏教をよりどころとしてきた人たちの生き方や価値観に出会うことができます。仏教史学は、わたしたちに、今とは異なる生き方・考え方があることを教えてくれます。一生懸命に文献を読み、あれこれと思考することを通して、これまでの仏教者がどのような課題を抱えて、いかに生きたのかについて学ぶことは、とても興味深いです。仏教史学のおもしろさは、自分が今、どう生きるかという問題と無関係ではないところにあります。
なぜその分野を専門として選ばれましたか。
歴史を学ぶのは、現在に関心があるからです。歴史学とは、過去を知ることを通して現在を相対化し、未来へ向かっていかに生きていくかを考える学問だといえます。私の場合、現在の日本の仏教に対する違和感が歴史へ向かうきっかけでした。日本には寺院も僧侶も多いのですが、何をしているのかよくわからない。わかるのは葬儀や法事くらいです。しかし、仏教にはもっと積極的な意義があるのではないか、と考えたとき、そもそも真宗を成立させた親鸞はどうだったのかということに関心が向かいました。そして親鸞を多少知った後は、なぜ親鸞以後、現状のようになったのか、その分岐点はどこだったのか、という方向に関心が向かい、真宗史の研究をするようになりました。
【参考】
※文学部は、特色ある11学科・専攻で構成されています。
文学部 真宗学科 / 仏教学科 / 哲学科(哲学専攻・教育学専攻)
臨床心理学科 / 歴史学科(日本史学専攻・東洋史学専攻・
仏教史学専攻・文化遺産学専攻)
日本語日本文学科 / 英語英米文学科
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