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2023.11.16

東福寺研修――仏教学基礎演習(1回生)4クラス合同――【文学部】

2023年10月28日(土)の10時から、仏教学基礎演習(1回生対象)の4クラス合同の学外研修として、東福寺を参拝しました。

京都五山の一つ東福寺は、臨済宗東福寺派の本山であり、「伽藍面」と呼ばれるほどの立派な伽藍が建ち並ぶ寺院です。このたびの研修では、重要文化財の禅堂で坐禅を体験したり、一般公開されていない本堂(仏殿兼法堂)内や三門楼上を拝観したりしました。

 

 

坐禅体験では、最初に東福寺の御坊様に坐禅の目的や作法についてご説明いただきました。学生たちは慣れない座り方に苦戦しながらも、坐禅が始まると、静寂の中、集中して坐禅に取り組んでいました。

 


東福寺塔頭一華院・永井秀嶺様の指導の下に、坐禅をおこなう受講生


 

本堂では、堂内に入り、ご本尊の釈迦如来立像(重要文化財)を拝観したり、天井に描かれた蒼龍図を鑑賞したりしました。また音が響くように設計された本堂の中で、実際に堂内に響く音を体感しました。


本堂内でお堂の歴史や釈迦如来立像の説明を聞く受講生


 

国宝の三門では、楼上内部に安置されている宝冠釈迦如来坐像や十六羅漢像を拝観しました。また楼内の天井や柱に明兆とその弟子が描いた浄土画を間近で鑑賞することができました。三門楼上から東福寺全体を見渡し、あらためて伽藍の荘厳さや広大な境内を実感しました。

 

 


三門から境内や京都を見渡す受講生


 

仏教学科では、文化財を通した学びや体験重視の実習を取り入れた講義を開講しています。今回の東福寺研修もその一貫として実施したもので、これからもこのような講義やイベントをおこなっていく予定です。

 

 

※東福寺様のご協力により、座禅体験や特別拝観などを実施することができました。格別のご厚情を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。