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2017.12.28

臨床心理学科 伊東 秀章 先生の研究内容を紹介【文学部】

文学部は、特色ある11学科・専攻で構成されています。
今回は、高校生の皆さんに向けて、伊東 秀章先生(臨床心理学科)の研究内容をご紹介します。


教員氏名    伊東 秀章 講師
所属学科専攻  臨床心理学科


研究内容を教えてください。
 私の研究の一つは、スクールカウンセラーの学校現場でのカウンセリングと、教師との連携です。
 学校現場では、学校へ行けなくなる不登校、学級崩壊、いじめ、友人関係の問題、神経症や精神疾患など、様々な問題があります。それぞれの問題に対して、スクールカウンセラーがカウンセリングを用いて、生徒や保護者に向き合うことも大事です。また、守秘義務には配慮しながらも、教師と連携しながらスクールカウンセラーが問題に関わることが、組織のサポート力を高める上でも重要と考えて、研究しています。


専門分野のおもしろさは何ですか。
 臨床心理学は、コミュニケーションを通じて、いかに困りごとを援助するのか、ということがテーマです。しかし、難しいのは、一つ例を出しますと、「勇気を出して話しなさい」とアドバイスをした時、「勇気を出して話そう」と思う人もいれば、「できない」と言う人もいれば、「そもそもあなたはできるの?」と応える人もいることです。
 コミュニケーションは、「AにBを加えたら、常にCになる」という結果にならない面白さがあり、研究を通じて、自分自身のコミュニケーションも考え直すことができ、日常にも応用できる楽しさがあります。


なぜその分野を専門として選ばれましたか。
 私の実家が寺院で、「将来は、心を癒すお寺にしたい」と思ったのが、高校生の頃でした。今もこの分野で前向きに研究をしているのは、出会った龍谷大学の諸先輩や先生方から学ぶところが大きく、私も一緒に学んでいきたいと思ったからです。
 また、 コミュニケーションや連携が面白いと思うのは、私自身コミュニケーションが下手という、自分自身の興味関心・問題意識があります。また、皆で話すということを通じて、問題が解決していくことが、個人的には楽しく、組織としても重要だと思うからです。


【参考】

  ※文学部は、特色ある11学科・専攻で構成されています。
    文学部  真宗学科 / 仏教学科 / 哲学科(哲学専攻・教育学専攻)
         臨床心理学科 / 歴史学科(日本史学専攻・東洋史学専攻・
                     仏教史学専攻・文化遺産学専攻)
         日本語日本文学科 / 英語英米文学科

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