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2023.11.22

【社会共生実習】での「難しさ」を乗り越えた経験を共有しました

 11/17(金)に、今年度2回目となる後期の「活動共有会」が開催されました。「活動共有会」とは、「社会共生実習」の全プロジェクトの受講生が一堂に会して、プロジェクトを横断して課題や悩みを共有し、横のつながりを広げ学びにつなげる取り組みです。


会場の様子


会場の様子

 初めに、古莊匡義准教授(コミュニティマネジメント学科)から、「前期に比べて各プロジェクトの活動が進み、ある程度やるべきことが決まってきているでしょう。活動が進んでくると全然違うテーマなのに、実は同じようなことを考えている、同じような課題に直面しているということが見えてきていると思います。前期に共有したことよりもさらに深く悩みを共有できたり、違うプロジェクトでも何かヒントを得られるきっかけになったりすると思うので、本日は有意義な時間を過ごしてほしいです。」と開会のあいさつがありました。



 受講生たちは、所属プロジェクトや学年、学科が異なる3~5名のメンバーでチームに分かれ、まず、自己紹介と自身の所属プロジェクトの進捗状況を共有しました。



 続いて、『所属するプロジェクトには、どのような「難しさ(困難)」があり、その「難しさ」を乗り越えるために、どのようにプロジェクトの仲間や地域の皆さんと「知恵」を出し合い、「工夫」をしましたか。乗り越えることで、自分にどのような「成長」や「変化」がありましたか。』『他のプロジェクトの経験のどのようなところに、共感したり、感心したりしましたか。』といったテーマで各プロジェクトの課題や、自分自身の展望を共有する時間が設けられました。



 受講生たちはそれぞれ自主的に話し始め、ところどころで笑いが起きたり自然と拍手が沸き起こったりと、にぎやかな雰囲気で進みました。


脇田健一教授

 司会の脇田健一教授(社会学科)からは、次のようなことが伝えられました。「自分と環境や価値観の違う学外の方とコミュニケーションをとり、何かを作り上げていくことは貴重な経験になったと思います。その中で、色々な困難に耐えてつらい思いをする中で自分を深めていくと、自分自身のするべきことや希望が見えてきたのではないでしょうか。」





 最後には、髙松智画教授(現代福祉学科)から「本日はいつもと違うメンバーと話すことによって、ほかのプロジェクトではどんなことに苦労しているかを聞き、たくさんのことが学べたと思います。学外の方とコミュニケーションをとったり、インタビューをしたりするとき、思いも寄らない答えが返ってきたり、自分の価値観と違ったりする場合、その答えの意味を深くしっかり考えてください。また、各プロジェクトの中で、役割分担をして企画を実施していくと思いますが、一緒に連携しあってうまくやっていくには、「もうちょっとこうして欲しい」と、自分の思いを仲間に伝え、大変さを共有することが大切です。率直に話し合える仲間になり、実習を進めていただきたいです。」と閉会のあいさつがありました。


グループのまとめを発表しました


「学び」をボードに貼りました


グループのまとめを発表しました


グループのまとめを発表しました

 終了後、参加した受講生対象に実施したアンケートでは、以下のような感想がありました。

●それぞれのプロジェクトで大変なことや大切にしていることが少し違った部分もあったが、共感できる部分もたくさんあったので有意義な時間を過ごせた。
●全く違うことをしていると思っていても似たような問題意識を思っていることがあり面白いと感じた。
●どのプロジェクトにおいても違う企画でも苦労した点や得た力は同じだったことに驚いた。
●どのグループも共通の課題を抱えており、協力出来ることがあると思った
●プロジェクトは違っても、難しさなど共通する点が多いことに気づいた。
●課題発見が出来た。他のプロジェクトでも同じような悩みがあることに気づき、その解決に関しての方法にも聞くことができた。
●他のプロジェクトの人もコミュニケーションに苦労していたことが分かった。
●各々異なるプロジェクトではあるものの同じような困難にぶつかっていた。
●同じような課題が他者にもあるのだと理解できた。出た課題を解決する方向へ持っていきたいと考えた。

 今回得た経験を後期のまとめの活動に向けて活かしてくれることを期待し、引き続き、各プロジェクトの活動を楽しみにしていきたいと思います。

 社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。