2023.12.12
お昼休みに、人文学の世界に触れてみませんか~第21回文学部コモンズカフェを開催~(文学部歴史学科文化遺産学専攻 神田 雅章 先生)【文学部】
2018年より大宮学舎東黌にラーニングコモンズが設置され、学生や教員との相互交流を含めた多様な学びの形が可能になりました。そこでお昼休みを利用して龍谷大学内外の研究者をお招きし、研究に関連する内容をわかりやすくお話ししていただくカフェイベントとして、文学部コモンズカフェを開催致しております。今年度は、対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催いたします。
第21回文学部コモンズカフェは、文学部 歴史学科文化遺産学専攻 神田 雅章 教授より、「磨崖仏は、まがい物?―知られざる古代日本磨崖仏の世界―」 をテーマに、対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催いたします。
普段の講義とは少し違った気楽な楽しい学びの場となっております。お気軽にご参加ください。
※対面での参加は、学内者限定(先着20名)とさせていただきます。対面の場合、食事を取っていただくことはできませんが、飲み物は可とし、コーヒーを提供させていただきます。
日 時:2023年12月19日(火)12:35~13:05
講 師:文学部 歴史学科文化遺産学専攻 神田 雅章 教授
テーマ:磨崖仏は、まがい物? ―知られざる古代日本磨崖仏の世界―
対 象:どなたでもご参加いただけます。(対面での参加は学内者のみ)
場 所:大宮学舎東黌1階アクティビティホール(学内者限定・先着20名) または Zoomでのオンライン参加
内 容:
日本の磨崖仏をいくつ知っていますか?美術史学ではほとんど研究対象とされない日本の磨崖仏。唯一国宝に指定される臼杵磨崖仏も、「木彫仏と比べても遜色ない」という評価が決まり文句となっています。中国や韓国と異なり、木彫仏が豊富に伝わる日本では、保存状態が悪く、素朴な作風が多い磨崖仏は、仏像研究において周縁に置かれてきました。摩崖仏の多くは無銘で、史料に記録されることもないため、年代をめぐっては諸説あり、評価がなかなか定まりません。白鳳時代か近代かで未だに決着をみない作例さえあります。
そのような磨崖仏ですが、不動産であることから山林仏教の歴史を考えるうえでは一級資料と言えます。いったい誰が何のために彫ったのでしょうか。古代摩崖仏の知られざる実態にせまります。
申し込み:12月19日(火)9時までに、以下より、お申し込みください。
https://forms.office.com/r/DDQh8PB99u
※ 本コモンズカフェは、公開ではなく、記録・保存を目的に、