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2023.12.11

【ノータバコ32】タバコの経済的価値・損失


タバコの健康に対する悪影響など、様々な負の面を紹介してきました。

このような負の面が取り沙汰されるタバコがなぜ国内で流通しているのでしょうか?

 

たばこ事業法という法律があり、その第一条に目的として次のように規定されています。

 

「この法律は、たばこ専売制度の廃止に伴い、製造たばこに係る租税が財政収入において占める地位等にかんがみ、製造たばこの原料用としての国内産の葉たばこの生産及び買入れ並びに製造たばこの製造及び販売の事業等に関し所要の調整を行うことにより、我が国たばこ産業の健全な発展を図り、もつて財政収入の安定的確保及び国民経済の健全な発展に資することを目的とする。」

 

有体に言うと、お金=経済的な理由により、タバコが流通していると言えるでしょう。

 

具体的には、タバコ関連の税収は概ね2兆円で推移しています。

(喫煙率低下に対し、税率をあげることにより、この規模を維持しているのです。)

一方、タバコの害による経済的負担は医療費を含め、2兆5千万円程度と算定されています(2015年度)。

便益に比して損失が大きいことから、国民経済の健全な発展に資する状況でありません。

 

約6割が税金というタバコ代を払って喫煙することにより、その税金を上回る経済的負荷を社会に与えてる…。

残念ですね。

 

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