2023.12.21
文化遺産学シンポジウム「モダン建築 龍谷大學大宮學舎 保存と活用」を開催しました。【文学部】【文学研究科】
本学文学部文化遺産学専攻では、毎年、文化遺産に関するテーマを設定し、文化遺産学や文化財保護に関する観点からのシンポジウムを開催しています。
今年は、12月16日(土)に、文化遺産学シンポジウム「モダン建築 龍谷大學大宮學舎 保存と活用」を開催いたしました。
今回のシンポジウムでは、明治初期の気風を有する擬洋風建築の龍谷大学大宮学舎本館などに視点を当て、文化遺産が造営された歴史的・文化的な背景や将来に向けた保存と活用について、3名の先生方に語っていただきました。
一般の方にも公開され、学生を含め、約200名の方に参加いただきました。
講演は、入澤 崇 本学学長、京都工芸繊維大学教授 清水 重敦 氏、前 文化庁文化財監査官 豊城 浩行 氏から、改めて明治時代前期の国内外の時代背景の中でモダンな大宮学舎本館が生まれた意義や、今後に向けた課題について、それぞれの視点からお話いただきました。
シンポジウム後半には、先生方3名と、入澤 崇 本学学長、文学部文化遺産学専攻 北野 信彦 教授 の計4名の登壇者による総合討論も実施されました。学生へ向けてのメッセージの発信もあり、盛り上がりを見せたシンポジウムとなりました。
本シンポジウムに参加いただきました皆様、また、進行に携わった学生の皆様に厚くお礼申し上げます。
1.開催日時 2023(令和5)年12月16日(土) 13:30~16:30
2.会 場 龍谷大学大宮学舎 東黌101教室
〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1
3.スケジュール
13:30- 開会挨拶 ⿓⾕⼤学文学部教授 國下 多美樹
13:35- なぜ龍谷大学大宮学舎本館などは擬洋風建築となったのか?その背景と今後
(龍谷大学学長 入澤 崇 氏)
14:15- 明治初期に登場する西洋建築と擬洋風建築、本学大宮学舎の建築史的な特徴と
は?(京都工芸繊維大学教授 清水 重敦 氏)
14:55- 休憩
15:10- 今日における文化財保護の現状と活用の未来に向けて
(前 文化庁文化財監査官 豊城 浩行 氏)
15:50- 総合討論
(登壇者)入澤 崇 氏、清水 重敦 氏、豊城 浩行 氏
(コーディネーター)龍谷大学文学部教授 北野 信彦