2023.12.27
第21回文学部コモンズカフェを開催しました(歴史学科文化遺産学専攻 神田 雅章 先生)【文学部】
2018年4月より大宮学舎東黌にラーニングコモンズが設置され、学生や教員との相互交流を含めた多様な学びの形が可能になりました。そこでお昼休みを利用して龍谷大学内外の研究者をお招きし、研究内容をわかりやすくお話ししていただくカフェイベントとして、文学部コモンズカフェを開催致しております。
第21回文学部コモンズカフェは、2023年12月19日(火)12:35〜13:05に、歴史学科文化遺産学専攻 神田 雅章 教授を講師として「磨崖仏は、まがい物? ―知られざる古代日本磨崖仏の世界―」をテーマに開催されました。
神田先生には、磨崖仏の分類などの基本的な事柄から、自然の中にある磨崖仏の健気さ・愛おしさを感じる特徴まで、多くの写真や史料をもとにお話いただき、大変興味深いお話でした。
参加いただいた方の中には、メモを取りながら話を聞いている姿も見られ、質疑応答も活発に行われていました。
以下、参加者からの感想を一部紹介いたします。
・磨崖仏が風雨にさらされて朽ちていく様を「人間が自然から生み出したものが自然に帰っていく」と表現されていた言葉が大変印象に残りました。
・これまで全く触れたことがなかった、磨崖仏についてわかりやすく説明していただいて、とても興味深く聞かせていただきました。
・研究報告会よりも落ち着いた雰囲気で、格式ばらずに楽しんで聴くことができたのが良かったです。知識を増やしたり、自分の専門外の先生方の研究を聞ける機会をいただけてありがたかったです。
今年度の文学部コモンズカフェは終了となりますが、また次年度の開催につきましては、ホームページ等でお知らせいたしますので、是非ご参加ください。