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2023.12.22

「バラしてみよう!~そこに"ある“のに"見えないもの“を可視化してみよう~」東大津高校へアグリカフェを実施

 12月22日(金)、瀬田キャンパス9号館にて東大津高校へアグリカフェを実施しました。

 「バラしてみよう!~そこに"ある“のに"見えないもの“を可視化してみよう~」をテーマに、生命科学科の別役 重之准教授から様々な角度から物質を捉えるという観点でお話をいただきました。講義序盤には、植物の絵を思い思いに描き、その後実際にカイワレ大根やエンバクを顕微鏡を用いて観察しました。
 
 エンバクやカイワレ大根は、葉を薄く剥がしたり、少し厚めで見るなど様々な方法で観察を行いました。植物を顕微鏡で覗いてみることで、何層にも重なっているものを実際に観察したり、普段であれば意識しないことを多く見ることができ、学生たちは興味々でした。観察をすることで最初に自身で描いた植物の姿とは、まったく違っていたという声が多く聞かれました。

 別役先生から最後にまとめとして講義があり、物事は要素に分けられるというお話の中で、カエルを基準として考えるとカエルの中にさまざまな器官や細胞に分けられます。一方で、地球という規模でみるとカエルは地球の中の一つの要素ということなります。物事はいくつかの要素に分けられるので、0か100で物事を捉えるのではなく、要素に分けて考えることが大切です。科学的な視点から事実を解き明かしていくことが、大学の学びであると説明いただきました。
 
 今後も、農学部では、「食」や「農」に関する内容を実験や体験をとおして、中・高校生の研究や学びへの意欲を醸成する取り組みを行っていまいります。

【学生の感想】
・今まで全く知らなかった学部でしたが、とても面白く学べました。
・様々な方法で見えない所まで見えるようになるというのがすごく楽しかったです。
・元々農学系に進もうと思っていましたが、さらに農学系に興味を持ちました。
・農業の事だけを勉強する学部だと思っていましたが、まったく違うのだと感じました。
・細胞やその生物の構成について、もっと知りたいと思いました。
・身近なカイワレやエンバクがこういった複雑な構造でできているのが面白いと思いました。
・普段は生物についてあまり興味を持っていませんでしたが、今日の講座は終始楽しく、とても興味を持つことができました。
・様々な方法で植物の複雑な中身を知れて新鮮でした。