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2024.02.06

先端理工学部山中准教授がネイチャーポジティブに寄与する取り組みの記者発表会を開催

現在、生物多様性の損失が世界的な危機を迎えているなか、世界経済フォーラムの「グローバルリスク報告書2023年版」では、今後10年で最も急速に悪化するリスクのひとつに「生物多様性の喪失や生態系の崩壊」を挙げています。また、2 0 2 2年 1 2月に開催された「国連生物多様性条約第 1 5回締約国会議( COP15) 」にて、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「ネ イチャーポジティブの実現」に向けた行動が明確に約束されました。

 

これらの社会課題に寄与する取り組みとして、龍谷大学先端理工学部山中准教授が中心となり研究を進めている、コップ1杯の水で川にすむ魚を特定できる「環境DNA分析」の技術を活用し、株式会社フィッシュパス様とタッグを組んで、2025年までの実用化を目指す「スマート環境DNA調査システム」プロジェクトを進めています。

 

本プロジェクトは、中小企業庁が推進するGo-tech事業に採択された取り組みです。

 

2/6(火)に龍谷大学深草キャンパスで、マスコミ記者向けに発表会を行いました。

 


登壇者_株式会社フィッシュパス 代表取締役 西村 成弘氏

 

株式会社フィッシュパス代表取締役の西村 成弘様から、「あの川の未来を創ろう〜コップ一杯の水から地域の川を DX〜」と題して内容をご説明いただきました。

 


登壇者_龍谷大学 先端理工学部 准教授 山中 裕樹

 

龍谷大学先端理工学部の山中裕樹准教授から、「「環境DNA」分析技術の紹介と生物多様性保全に向けての展望」と題して内容を説明いたしました。

 

仏教SDGsウェブマガジン「ReTACTION」に発表者2名のインタビュー記事を掲載しています。是非ご覧ください。

 

豊かな川を取り戻したい。全国の漁協が注目する、川の生態系を解明する「環境DNA」の分析技術