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2024.02.15

阿部 泰郎 教授の最終講義を実施【文学部】

 

 

文学部仏教学科の阿部泰郎教授が2024年3月末日をもって、ご定年退職することになりました。ご退職を記念しまして、2024年1月18日(木)16時55分から、大宮学舎本館2階講堂にて最終講義が開催されました。

最終講義には、受講生のほか、先生とご縁のある方々にもご参加いただきました。

 

 

阿部先生には、2019年に本学に着任されて以来、新たな見識と研究様式から仏教学科における研究の底上げおこなっていただきました。また本学科のほかにも、日本語日本文学科の講義もご担当いただき、幅広い見識から多くの学生の教育にご尽力いただきました。

 

 

ご講題は「貞慶と慈円 ―二人の中世『間宗教テクスト』創造の主体―」で、先生は、同時代を生きた貞慶と慈円という2人の高僧における、宗教的営みの共通性を抽出されました。文字資料に限らず両者が残した膨大な宗教テクストは、多元複合的な媒介となり、当代・後世に大きな影響を与えたことを指摘し、貞慶と慈円がまさに“知の巨人”であったことを明らかにされました。

 

 

最後に花束贈呈と記念撮影をおこなって、最終講義は幕を閉じました。