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2024.03.01

大宮キャンパス・東黌1階多目的エリアにおいてパネル発表を実施【古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター(DARC)】

3月1日より31日まで実施 ※観覧自由

龍谷大学 古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター(DARC)は、2024年3月1日より31日まで、大宮キャンパス・東黌1階多目的エリアにおいて「パネル発表」(ポスター発表)を実施します。※観覧自由


大宮キャンパス・東黌(とうこう)外観

大宮キャンパス・東黌(とうこう)外観


東黌1階多目的エリアでの展示風景

東黌1階多目的エリアでの展示風景

DARCの2022年度からの研究課題は、「文化財・学術資料のデジタルアーカイブと多面的公開手法の基盤形成」です。 理工系の「公開手法研究」・「アーカイブ研究」と、人文系の「コンテンツ研究」の2つの研究ユニットを組織し、龍谷ミュージアム学芸員の参画を得て進めてきました。
今回のパネルは、この2年間のDARC研究員の最先端の研究内容を発表するものです。


東黌1階多目的エリアでの展示風景

東黌1階多目的エリアでの展示風景


【展示内容の紹介(※一部)】

展示のパネル中には、本学が所蔵するコレクションに関するデジタルアーカイブの試みを紹介するものもあります。これは、三浦 励一 准教授(本学農学部・DARC兼任研究員)による取り組みで、『大谷探検隊の植物標本』と題したポスターでは、第三次大谷探検隊*1の吉川小一郎氏が天山山脈で採集した高山植物の標本(本学図書館蔵)を、高解像度無影で写真撮影し、さらにAdobe Photoshopで標本制作当時の色の再現を試みたことを紹介。繊細かつ鮮やかな植物の画像から、探検隊が訪れた当時の様子が浮かぶようです。


三浦 励一 准教授(本学農学部・DARC兼任研究員)によるパネル※一部抜粋

三浦 励一 准教授(本学農学部・DARC兼任研究員)によるパネル※一部抜粋


曽我 麻佐子 准教授(本学先端理工学部・DARC副センター長)によるパネル※一部抜粋

曽我 麻佐子 准教授(本学先端理工学部・DARC副センター長)によるパネル※一部抜粋

また、2023年春に開催された龍谷ミュージアム春季特別展「真宗と聖徳太子」に技術協力した多面的公開手法を紹介するパネルもあります。これは、曽我 麻佐子 准教授(本学先端理工学部・DARC副センター長)による取り組みです。多面的公開手法の一つ「VR太子像:体験型シアター」は、VRヘッドセットを被って、3D化した聖徳太子像をバーチャル空間で観覧できる体験プログラムです。パネルではその技術の一端を図や写真と共に紹介しており、新技術を用いた文化財のユニークな展観手法に心が踊ります。

この他にも多様な研究活動を紹介するパネルが並びます。この機会にぜひご観覧ください。

【補注】:
*1 大谷探検隊:
大谷探検隊は、大谷光瑞・西本願寺第22代門主が仏教伝播の道を明らかにすることを目的として、中央アジアに派遣した学術探検隊。1902年から1914年の間に3次にわたって行われ、シルクロード研究にかかる貴重な業績を挙げた。