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2024.03.22

「政策実践・探究演習」(海外)フィンランドPBL 現地レポート⑤【政策学部】

政策学部では、フィンランド・ラハティ市において、LAB応用科学大学と連携して国際CBLプログラムを2022年度より開講しています。2024年3月18日~23日の現地プログラムについて、参加学生の報告を発信しています。

3月21日(木)ラハティ市の景観保護政策とジオパーク視察
プログラム4日目、午前中は各班に別れて明日の最終報告の準備のためのグループワークを行いました。午後からは全員集合し、ラハティ市の緑地帯計画についての講義を受け、景観保護や森林管理などの取り組みについて学びました。その後は、バスでラハティ北部の湖水地域を訪れ、世界遺産に指定されているジオパークを見学しました。

【参加学生からの報告】
活動内容
午前中は各グループごとに発表に向けたパワーポイントの作成などを行いました。各グループで集まる場所や時間が異なっていたため、ホテルの出発時間にばらつきがありましたが、午後には全員が集まり、講義を受けることができました。
13:00頃からラハティの都市計画やフィンランドにおける景観保護についての講義を受けました。
14:00過ぎに講義が終わり、サルパウカユネスコグローバルジオパークにバスで向かいました。ラハティの2つの主要な湖であるヴェシヤルヴィ湖とパイヤネン湖を訪れました。
15:00頃には、ネイチャー・ガイド研修所を訪れました。焚き火でつくるという、昔ながらの方法で入れたコーヒーと共に、炙ったマシュマロやシナモンロールをいただきました。その後、バスから降りて凍った湖の上でLABの学生と雪合戦をして遊んだり、写真を撮ったりと普段できないような体験をしました。その後、カリサルミ橋が見える湖の上で橋を背景に記念撮影を行いました。
17:30頃にはヴァクシー運河が流れる公園を訪れ、史跡や地元の人が集まるようなカフェに立ち寄りました。
18:30頃にホテルまでバスで戻り、ロビーで明日の出発時間とバス停を確認し解散しました。


<集合写真>


<焚火のコーヒーをいただいている様子>

1日を振り返って
午前中はグループに分かれて自由な時間を過ごしました。発表に向けたスライドの作成を行ったり、カフェでゆったりしたり、ソリを楽しんだりと、それぞれが違う形でグループの仲を深めることができました。ほとんどのパワーポイントをLABの学生が作成してくれていたのですが、海外の方が作るパワーポイントは私たちが普段作成するものとデザインなどが違って、今後のパワーポイント作成に活かすことができるなと感じました。

午後の講義では、文化的景観保護の取り組みなど、ラハティ市のグリーンエリアプログラムについて学びました。ラハティ市では、さまざまな活動をしていく上でそれらをデータ化し、活動に応じて対策を考えていることが分かりました。このことから、環境や住民の人たちへの配慮が感じられて、住みやすさや幸福度にも繋がるのだと思いました。

バスツアーでは、サルパウカユネスコグローバルジオパークに行きました。フィンランドで2番目に大きいパイヤンネ湖を眺めながら、木々の間を通り抜けていく光景はとても美しかったです。今回のバスツアーのメインとなる昔ながらのコーヒーの淹れ方を学ぶことができるネイチャー体験プログラムを実際に受けました。フィンランドの文化を感じながら出来立てのコーヒーをいただき、現地の方やLABの学生とお話する時間はとても貴重なもので幸せでした。

フィンランドの飲み水は、厚い砂利と砂の層で濾過された高品質の地下水で、ホテルの蛇口から出る水なども美味しく飲むことができます。今日の湖水地域のツアーを通じて、フィンランドの人々にとって水が何より大切にしていることがわかり、感動しました。

今回見たのは冬のジオパークでしたが、夏場になると景色が一気に変わり、カヤックやハイキング、サイクリングなども楽しめるようなので、いつかまたフィンランドを訪れた時は、雪が溶けた少し暖かい時期に来てみたいです。

【執筆者】
加藤 孝太郎(政策学部2年生)
福島 綾乃(政策学部2年生)