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2024.03.27

2025年4月から龍谷大学 先端理工学部 環境生態工学課程を「環境科学課程」へ名称変更予定-より広い視野で「環境科学」分野の教育・研究を展開-

【本件のポイント】

  •  環境問題・課題に向けての多角的な解決アプローチという教育内容を、高校生や受験生がイメージしやすい名称へ。
  • 教育内容を的確にあらわすことで志願者の獲得や入学後のミスマッチを防ぎ、学修意欲の向上につなげることを狙う。


【本件の概要】
2025年4月に、生態学や環境工学などに学問上の軸足を置きつつも、それらに留まることなく、より広い視野で「環境科学」分野の教育・研究を展開するため、「環境生態工学課程」から「環境科学課程」に名称変更予定です。

龍谷大学先端理工学部は、令和2(2020)年に確かな専門性と広い視野を養う教育を展開、持続可能な社会の発展に貢献できる人材を育成するために開設しました。日本の理工系学部で初の課程制を導入、各課程の専門性を担保しつつ課程横断の学びを促進する多彩な25のプログラムを設計。興味・関心に応じて横断的かつ主体的に学べる教育システムを構築しています。

「環境生態工学課程」は、人と自然が共生する持続可能な社会を構築していくために、生態学に立脚した自然の理解および環境工学的な課題解決アプローチを学修し、この学修を通じて、様々な環境問題に対して積極的に取り組み、創造的に課題解決法を提案できる人材を育成することを目的として開設しました。

環境領域を構成する分野として、森林生態、湖沼•河川生態、生物多様性、環境共生、都市環境テクノロジー、環境インフラ、環境モニタリング、SDGsなど、環境保全・改善の問題に対して多角的に模索・検証・解決する学問領域として、網羅的かつ体系的に教育・研究を実施してきました。

【名称変更の背景】
新名称の「環境科学課程」は、本課程が行っている環境問題・課題に向けての多角的な解決アプローチという教育内容ならびに教育方針を、高校生や受験生がよりイメージしやすくなる効果が期待できます。
環境問題は整然とした学問分類になじまない性質があり、「環境科学」は環境の様々な側面を自然科学の領域から俯瞰するという意味合いを持つので、この用語は当課程内容を適正に表現するものと考えます。そこで、入学前段階の高校生や受験生が、本課程の教育・研究をイメージしやすいということを考慮に入れ、今後も生態学や環境工学などの枠にとらわれず、広い視野で「環境科学」分野の教育・研究を引き続き行っていくという方針に鑑み、「環境科学課程」に名称変更いたします。

 

【龍谷大学 先端理工学部 について】

 

■「専門性」と「分野横断」の両立を実現
2020年4月に開設した先端理工学部では、多様な学習ニーズに対応した「分野横断型の専門教育」を実現するべく、国内理工系学部で初となる「課程制」を導入しました。各課程で専門性を高めつつ、興味・関心に応じて人工知能やIoT、データサイエンス、ロボティクス、航空宇宙、環境DNA、バイオテクノロジーなど多分野を横断的に学び、変化と多様性の時代に対応できる力を養います。

 

■25の横断的な学びを促進する多彩なプログラム
先端理工学部の横断的な学びを促進するのが、25の多彩なプログラムです。プログラムには、ひとつのテーマに基づいて20単位程度の関連科目がパッケージ化されています。たとえば、「IoT・通信ネットワーク」のプログラムには「半導体デバイス工学」や「知能ロボット」などの科目をパッケージング。学生は、自らが所属する課程にかかわらず、興味・関心があるプログラムを自由に選択可能。分野横断的かつ主体的に学べる教育システムを実現します。


■主体的な活動を促す期間
先端理工学部では、3年次第2クォーターと夏期休業を合わせた約3ヶ月間(3年次の6月中旬~9月中旬)を、主体的に活動できる期間「R-Gap」と位置づけています。R-Gap には必修科目を配置していないため、大学での授業以外の活動を自由に行う事ができます。具体的には、海外留学やインターンシップ、プロジェクトリサーチ、研究活動、ボランティア活動などが想定されます。もちろん大学に留まって、授業を受けてもかまいません。学生が自分自身のペースに合わせ多様な活動ができるよう支援します

 

学生たちのR-Gapでの取り組みをインタビューした記事は
こちらのWebサイトから御覧いただけます。
https://www.rikou.ryukoku.ac.jp/rgap/interview/


問い合わせ先:龍谷大学 先端理工学部教務課(担当:谷口・田畑)
Tel 077-543-7730 rikou@ad.ryukoku.ac.jp