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2024.03.27

【ゼミ活動紹介】経済学部 大原盛樹ゼミのインド研究旅行

VIT大学チェンナイ校で

多くのゼミ(演習I/II)は、学内外で様々な活動を行っています。

経済学部 国際経済学科の大原 盛樹 教授(演習テーマ:アジア比較経済論)のゼミでは、2023年9月2日(土)から9月13日(水)まで、インドに研究旅行へ行きました。

大原ゼミでは「新興国の成長を日本に取り込む!」という共通テーマの下、学生が設定した課題について研究を行っています。今回のテーマは「インフラ援助の二次効果」です。日本政府がメトロ(地下鉄)建設を援助することが、現地の消費者が持つ日本イメージにどんな変化をもたらすかを理解し、その上で、日本ブランドの製品の現地での販売増加につなげる方法を考えよう、というものでした。夏の現地調査はいい研究をするための最重要イベントです。

今年は、①現地大学でのワークショップ(研究報告会)、②日系企業・行政機関でのヒアリング、③消費者へのアンケート調査、を行いました。もちろん観光も思い切り、楽しみました。

主な滞在地はインド四大都市の一つ、タミル・ナドゥ州チェンナイです。インドで日本企業の進出が集中する地域でもあります。在チェンナイ日本国総領事館と日本貿易振興機構チェンナイ事務所という公的機関、そして味の素、東洋水産、ヤマハ発動機の現地子会社(工場)を訪問しました。さらにチェンナイ・メトロの建設を請け負う日本工営の現地事務所で話を伺うとともに、鉄道建設工事現場も見学させていただきました。VIT大学チェンナイ校、ウイメンズ・クリスチャン大学、DGヴァイシャナフ大学の三つの大学で学生同士の研究ワークショップを開催しました。お互いの研究成果を議論し、現地学生にアンケート調査も実施しました。さらに農村でNGOの活動や中学校の見学を通じて人々の生活にも触れました。

観光も大いに楽しみました。南インドの古代の交易拠点であったカンチープラムやマハーバリプラムではドラビダ文化の影響が色濃く残る寺院や遺跡を楽しみました。最後に首都デリーに移動し、タージマハルを存分に楽しみました。

多数の皆様の献身的なご協力のおかげで、貴重な知見とデータを得ることが出来ました。なにより現地のインド人、日本人の皆様の優しく熱いおもてなしをいただき、とても明るく楽しい旅となりました。全員にとって忘れがたい貴重な経験になったと思います。

経済学部では、今後も、様々なゼミでの取り組みを紹介していきます。


ウイメンズ・クリスチャン大学で報告


DCバイシャナフ大学で発表


DCバイシャナフ大学で文化交流会


DCバイシャナフ大学で表彰


農村自治組織でヒアリング


在チェンナイ日本国総領事と面談


世界遺産タージマハルにて