2024.04.25
【授業紹介】考古学実習 大宮学舎本館周囲で「遺構実測」実習を行いました。【文学部】
文学部歴史学科文化遺産学専攻の必修科目である「考古学実習」は、考古学的調査・研究、そして遺跡の整備・活用に不可欠な基礎的技術を学ぶ授業です。
4月17日・24日の授業では、「遺構実測」の方法を学び、体験しました。
まず、遺構実測図の意義やその作成方法について講義を受けたあと、受講生は各班に分かれ、大宮学舎本館の周囲で実測実習を行いました。
大宮学舎本館は明治12年(1879)に竣工し、昭和39年(1963)に重要文化財に指定されています。建物に付随してその周囲には建造当時の煉瓦敷が今も残っているのですが、今回の実習で対象にしたのはそのデザインを模して復元された渡り廊下の床面などの新しい建材による煉瓦敷です。
多くの学生が初めて体験する実測図の作成に苦労しながらも、グループで協力して時間の限り、図面の完成を目指しました。