2018.02.06
龍谷大学世界仏教文化研究センター公開研究会『人類知のポリリズム―華厳思想の可能性―』開催2018年2月11日(日) 龍谷大学 大宮学舎清和館にて
【本件のポイント】
・仏教思想に対して現代的視点からアプローチを行っている人類学者・思想家の中沢新一氏、ユング派心理学の日本における権威である臨床心理学者の河合俊雄氏による華厳思想※1の可能性に関する講演。
・龍谷大学の若手研究者三名による研究発表。
・華厳研究※2のこれからについて仏教学、哲学、人類学、心理学など多面的な角度からのディスカッション。
【本件の概要】
龍谷大学世界仏教文化研究センター主催の公開研究会「人類知のポリリズム―華厳思想の可能性―」を2018年2月11日(日)開催いたします。
龍谷大学の若手研究者3名による研究発表の後、臨床心理学者の河合俊雄氏(京都大学こころの未来研究センター教授)と、思想家・人類学者の中沢新一氏(明治大学野生の科学研究所所長)に講演いただき、最後に、登壇者全員でのディスカッションを行います。本会では、華厳思想のもつ現代的意義について仏教学のみならず、哲学、人類学、心理学など多角的・複合的なアプローチを行い、動的かつ柔軟な「つながり」を見直すことを大きな目的としています。詳細は右記のリンクをご参照ください。 http://rcwbc.ryukoku.ac.jp/activity/1130
1. 日 時 : 2018年2月11日(日)13:00 ~ 18:00
2. 会 場 : 龍谷大学 大宮学舎 清和館3Fホール
3. 研究発表 :
①唐澤太輔(龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)
「南方熊楠の生命観と華厳思想」
②野呂靖(龍谷大学文学部准教授)
「明恵の<夢>と華厳思想」
③亀山隆彦(龍谷大学世界仏教文化研究センターリサーチ・アシスタント)
「マンダラと法界:東アジア密教における華厳思想の意義」
4. 講 演 :
①河合俊雄氏(京都大学こころの未来研究センター教授)
「ユング派心理療法と華厳経」
②中沢新一氏(明治大学野生の科学研究所所長)
「レンマ学※3としての華厳」
5.ディスカッション : 中沢新一氏×河合俊雄氏×唐澤太輔×野呂靖×亀山隆彦
6. 主 催 : 龍谷大学世界仏教文化研究センター
7. 共 催 : 明治大学野生の科学研究所、京都大学こころの未来研究センター、龍谷学会
8. 協 力 : 龍谷大学仏教文化研究所、龍谷大学アジア仏教文化研究センター(BARC)
9. 補 足 :
※1 華厳思想:目に見える関係のみならず、見えない潜在空間における深いつながりを説く思想。
※2 華厳研究:現在、仏教学のみならず量子力学やアートの世界でも注目されている。個々の表面上の形態の深層にある根本的なあり方の研究。
※3 レンマ学:原因と結果を直線的に結ぶ思考方法を越えた直観的な知性のあり方を探る学。