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2018.02.07

日揮株式会社副会長による特別講義(GS学科専攻科目「多国籍企業論」)【国際学部】

日揮株式会社から取締役副会長の川名 浩一氏をお招きして、グローバルスタディーズ学科専攻科目「多国籍企業論」における特別授業を実施しました。

エネルギーやインフラ分野に係るプラントの総合エンジニアリングを手がけるグローバル企業であり、天然ガスの液化プラントにおいては、全世界の約半数の建設に携わり、時に数十カ国、数万人規模の構成員から成るプロジェクトを運営する日揮株式会社。

川名氏は、アブダビ兼クウェート事務所長、ロンドン事務所長、常務取締役営業統括本部長、副社長を経て、2011年同社社長に就任され、2017年6月からは取締役副会長をお勤めになり、現在に至るまでグローバル企業のリーダーとして活躍されています。
15年以上の海外勤務を経て、60カ国以上に訪れた経験から、オールジャパンではなく、コアジャパンとして、多国籍企業で日本人がリーダーとして活躍するために必要な素養についてお話し頂きました。


「日本(人)の強み、弱み」「国際社会における日本企業の立ち位置」「異文化との違いを知ることの重要性」「信頼関係の重要性」「信頼関係だけでは成り立たない難しさ」、多岐に亘る具体的なエピソードを交え講義が展開されるなか、革新はひとりの天才が成すものではなく、個人の積み重ねと、その個人の知が集まることで成されるものであり、その集まり(プロジェクト)を率いるリーダーシップの重要性が説かれました。
さらに、会社・国から何をしてもらえるのかではなく、自分自身は会社・国・世界に対して何ができるのか、どのように貢献できるのかを考え、行動できる人間になってほしい。
そのためには、大学時代に好奇心と意欲を養い、自身の軸となるものを見つけてほしいというメッセージも頂きました。

グローバルリーダーを目指す国際学部生のキャリア意識醸成において、大変貴重な機会となりました。