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2024.05.31

「政策実践・探究演習」(国内)洲本プロジェクト 第1回フィールドワークを実施【政策学部】

 2024年5月25~26日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2024年度第1フィールドワークに学部生15名、石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育プランナーが参加しました。

 2024年度は「千草竹原班」「塔下班」「企業連携班」の3班に分かれて活動を進めます。そのため今回のフィールドワークでは、各班に関係する地域の方と会って話を聞き、今年度の方針を確認しました。


■5月25日

 午後から、千草竹原のあわじ花山水や小水力発電システムの説明を受けました。大学で行った事前学習を振り返りながら、ターゴ水車発電機、太陽光パネル、リチウムイオンバッテリー(3kWh)、夜間照明用フットライト、防犯カメラの実物を見ていきます。政策学部の卒業生で、洲本市地域おこし協力隊員を経て洲本市に移住した谷口さんから、原木しいたけ栽培の話を聞きました。収穫した新鮮なしいたけはお土産に。

 その後は2グループに分かれて作業。発電機まで水を運ぶ農業用水路の整備を手伝いました。伸びた草や枝が水路にかかり掃除がしづらいため、剪定ばさみやノコギリで刈ります。


水路整備を始める前に


草や枝を刈る作業


 もうひとつのグループは、小林さんが取り組んでいる古民家の改修を手伝いました。襖に紙をはる作業は手先の器用さを求められて苦労しましたが、自分が関わったと思うと完成したものに愛着が沸きます。

 洲本プロジェクトでは、改修工事がスタートした2021年夏から手伝ってきました。荷物の片づけ、冷蔵庫などの家財搬出、外壁の塗装、天井剥し、床張りをフィールドワークのたびに行い、少しずつ家が生まれ変わる姿を見てきました。今回は、集会所の部屋が完成していて感慨もひとしお。さっそく住民の太田さんや水田さん、市役所の高橋さんらと今年度の活動について意見交換の時間をもちました。


原木しいたけを収穫


改修後の集会所にて


■5月26日

 この日の午前中は、塔下新池ため池ソーラー発電所を見学したあと、新池田主の皆さんと田のあぜ道の草刈りをしました。鮎原塔下集落営農組合の方の畑で玉ねぎを収穫し、みずみずしい玉ねぎをお土産にいただきました。


玉ねぎ収穫


ワークショップの様子


 午後は、塔下公会堂にてワークショップを開きました。これから1年間お世話になる地域や企業の取り組みを学びます。食を起点としたイノベーション創出、幼竹の皮をつかった紙すき、幼竹メンマのあらたな商品開発、ため池のかいぼりについて話を聞きました。オンラインをつかったハイブリット型のワークショップができるようになり、遠隔地のコミュニケーションが本当に便利になりました。ステークホルダーの皆さんと、今年度の班活動をどのように進めていくか、具体的なイメージを持つことができたフィールドワークでした。