2024.06.10
障がいがある子どもたちの「個別支援計画」について学ぶ【社会共生実習】
社会学部の「社会共生実習(障がいがある子どもたちの放課後支援)」(担当教員:土田美世子教授)では、6月7日(金)に実習先である「放課後デイサービスゆにこ」の増田裕介氏(Y&C株式会社 代表取締役)をお招きし、「個別支援計画書」についてご講和いただきました。
「個別支援計画書」とは、療育センターや児童発達支援事業、放課後等デイサービスなどにおいて明確な目標を持って利用者の方の発達を支援するための計画書です。
本プロジェクトでは、受講生が放課後等デイサービス「ゆにこ」で週に1回の実習をおこない、障がいがある子どもたちの送迎や、活動への参加、後片付けなどを行っています。
増田氏には福祉サービスの中の「個別支援計画」の位置づけを教えていただいた後、「個別支援計画」の具体的な作成のためのプロセスや、守るべきルール、重要視するべきポイントなどを示していただきました。
授業の後半には受講生が実習先で実際にかかわっている中の、ひとりの子どもの支援について「個別支援計画」作成の第一段階となる「情報整理表」や「ニーズ整理表」へ取り組みました。また、増田氏より「個別支援計画書は半年間で達成できる目標を設定し、利用者を頑張らせる内容になっていないことに留意する必要がある」と教えていただきました。
受講生は、これから実習の総括として「個別支援計画」を作成し、子どもにとっての「ゆにこ」の役割やより良い支援について考えていきます。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。