2024.06.12
ウトロ平和祈念館で共生のまちづくりを学ぶ【社会共生実習】
社会学部の「社会共生実習(多文化共生のコミュニティ・デザイン~定住外国人にとって住みやすい日本になるには?~)」(担当教員:川中大輔 准教授)では、6月9日(日)に「ウトロ平和祈念館」(宇治市)を訪問しました。
ウトロ地区は、アジア・太平洋戦争中、国策事業の京都飛行場建設のために集められた朝鮮人労働者の飯場がもととなって形成された在日朝鮮人集住地域です。戦後、厳しい生活を強いられながらも、住民の方々は居住する権利の保障をめぐる運動を続けてきました。同館は、そのウトロの歴史を記録して未来へと継承し、平和を発信する拠点として、また地域内外の人々の交流拠点として整えられたミュージアムです。
この日、解説いただいた斎藤正樹さん(ウトロを守る会)からは一連の歴史を振り返って、「ウトロに住み続けることで闘った人々がいた。でも、それは個人ではなく皆でやったからできたものである。つまり、コミュニティが大切だということだ」とのメッセージが最後に伝えられました。
本プロジェクトでは、こうして多地域の実践にも学び、東九条地域での活動に活かしてまいります。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。